見出し画像

愛をください。 #第9夜

初めましてのみなさまも、おなじみのあなたもこんにちは、MAKIです。


月の輝く夜にあなたを想い出すのは恋心か、はたまたまやかしなのでしょうか。


最近はわたし自身で自分を愛することに向き合おうと毎日意識しているからか、自ずとわたしの前を通り過ぎるのもご自愛的なそれで。
愛こそすべて、大丈夫、あなたはちゃんと自分を愛せています。今日も自分で自分をハグしてあげましょう。そんな使い古されたセルフマネジメントでさえ寛容に受け止めて毎日を生きています。


だからといって、QOLを上げようと意気込んでみたところで現実はそんなにすぐにあちら側の世界に連れていってはくれなくって、寂しさと恋心を錯覚していた相手にだって作り笑いで対処できてしまう妙にオトナぶったわたしもいたりして。

猫みたいに自由に振る舞いたいと思いながらも、気付けば従順な犬のように飼い主の喜ぶほうへ尻尾を振ってみたりして。

ああ、そんな自分の振る舞いを冷静になって考えてみたら、ひとを客観的に歌ったこんな歌が浮かんできて。


自分を愛することに向き合うのは毎朝のお風呂上がり。
わたしの好きなカラダのパーツを眺めては指で擬えてみるのです。
(某フルーツサンド脚本のオマージュみたい)

長いまつげ
やわらかな唇
口元のほくろ
左耳の後ろのほくろ
ほっそりした顎のライン
左側から見た横顔
全カラダのパーツでいちばん色白なデコルテ
ほどよくくびれた腰回り
やわらかな内腿
生傷の多い少年のような脛
落とし物も拾える器用な足の指


「わたしがもし男だったら、
わたしを抱きたいだろうか。」


いつもそう自分に問うてみて、
よし、まだイケると励まして、
存分に自分に色気を感じて一日を始めているのです。
#このへん自己肯定感高めと思うw

きっと知らない誰かから見たらひどく痛々しく可哀想とさえ思われるかもしれません。
それでも、わたしの自分の愛し方はやっぱり男女の営みの問題を避けては通れず、
言葉だけの愛では満たされないことをとうに知ってしまっているのだと思うのです。

こんなに月の輝く夜には、
猫撫で声であなたに甘えてみたくなるのです。
恋慕うひとに愛を伝えたくなることが、
わたしがわたしである証なのだと悟るのです。


つづく

#自分を愛するということ
#次回最終夜

いつもお立ち寄りくださりありがとうございます!これからも、必要な方に届くように言葉を紡いでいく予定です。あなたのサポートがチカラになります。お待ちしています。