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『大手通信企業からスナックのママに』半年が経ち思い描く次のビジョンとは

2023年2月に街中スナックARAKAWA LABO本店のママになった、田中希帆さん。

デビューをして半年が経った上での現在の心境や、今後のビジョンなどをインタビュー形式で紹介します。

田中希帆(たなかきほ)さん プロフィール

1994年生まれ、埼玉県越谷市出身。
3歳から水泳を習い、小学生から高校生まで競泳選手として活躍をし、高校時には全国大会で5位入賞を果たす。
大学時には海外経験やオープンキャンパス学生スタッフ、部活動、インターン等、やりたいと思ったらすぐに行動に移し様々な経験を積み重ねてきた。

大学卒業後は大手通信企業に新卒で入社、5年間法人営業に従事した後、個人事業主として独立を果たす。強い好奇心とスピード感ある決断力の持ち主。
30歳手前の社会人7年目、今後のキャリアをどう築いていくのか思い悩んでいた最中、街中スナックのママになることを決断。

街中スナックのママを半年間経験して

_それではインタビューをさせていただきます。
よろしくお願いします!

きほ:はい、よろしくお願いします!

_きほママは、街中スナックのママとしてのデビューをして半年経ちましたね!
振り返ってみて、いかがですか?

きほ:そうですね。もう半年も経つんだ・・・という感覚です。毎月毎月濃い日々でしたが、振り返るととてもあっという間に感じます。

8月に浴衣ウィークを開催した時の写真

大変だった4つのこと

_そうなんですね。半年経ってみて、特に大変だった事はありますか?

きほ:大変だった事・・・たくさんありますが笑、大きく分けると4つありますね。

一つ目は、お店の運営面です。
1スタッフではなく『ママ』の立場なので、売上やコストに対しての責任と日々向き合うことは大変でしたね。なかなか結果が思うように行かず、逃げたくなる時もありました笑

二つ目は、飲食店としての基礎基本の習得です。飲食店は未経験だったこともあり、一から学んでいきました。当店は「美味しい料理」を売りにしているお店ではないものの、飲食を交えながら会話することで仲良くなる空間を作っていますので、やはり重要な要素ですよね。なので、ある一定の基本的なレベルを習得することにも時間を注いできました。

三つ目は、メンタルの管理です。そもそも自分自身がムラのあるタイプなのにプラスして、良くも悪くも人の話を真面目に受け取る性格だったので、スナックという性質上、色々な言葉が心に入ってきてしまっていたんですね。なので、落ち込む時はひどく落ち込む時もありました。今となっては「かわす、流す」ということを覚え、当時の自分を振り返ると「可愛いな〜」とまで思ってしまいますが・・笑

四つ目は、体調管理です。
当店は22時閉店とはいえど、会話を楽しみ、人との繋がりを大事にすることに重きを置いているので、本格的な片付けは営業後になる。そうなると、翌日の朝とか午前中がなかなか思うように動けなかったり、体調を崩してしまう時もありました。なので、今は今までの社会人生活で1番体調に気を遣いながら生活をしています。これは、全国のスタッフに通じることなので、自分の身体で実験をしながら、後輩に伝えられることを増やしていきたいなと考えています。

_なるほど・・ママだからこその色々な苦労があったんですね。

ブレないやり甲斐

_逆にやり甲斐や成長できたことはありますか?

きほ:やり甲斐は、とにかくお客様の笑顔です。これはもう絶対・・!ですね。

とある日のお客様の写真

お客さまが喜んでいる姿や、お客さま同士で仲良い繋がりが生まれて楽しくお話されている姿を日々見れている・提供できている事は、とってもやり甲斐があり、同日に癒しでもあります。ご来店された時よりも少しでも笑顔が増えた状態でお帰りになっていただくことを日々徹底していますが、そこに充実感や達成感を感じています。

苦労=成長に繋げられる

成長できたことは、先程大変だったことに挙げた面です。
売上管理や飲食店の基礎基本、体調管理など、まだまだ半ば途中ではありますが、日々成長出来るよう向き合っています。
また、自分自身の強みや弱み、いわゆる個性も日々人前に立つことで明確になってきました。これからのキャリアにおいて、自分の良さや自分の個性を知っていることは大きな武器になると感じています。


イベントに合わせて半被を着てお店に立つことも


_大変なこともお客様のおかげで乗り越えられて、尚且つやり甲斐に繋げられているのはとても素敵な循環ですね

これからの街中スナックのビジョン


_それでは、これからの街中スナックについてどのようなビジョンを考えていますか?

お店の外に出て、「街中スナック」の世界観を体現したい

きほ:街中スナックを店舗のみならずいろんな地域に展開していきたいです。

_なるほど!店舗以外でというのは、具体的に教えてください!

きほ:例えば、オフィス内、駅や公園など、今はまだ人の繋がりが生まれない場所にも積極的に出ることです。
必要としている場所はたくさんあると思っているので、人の繋がりをもっと作っていきたいです。
もっと広げていって、つながりのきっかけは『街中スナック』だよねってなるようなビジョンになりたいと思っています。

町屋駅周辺に出店した時の写真

_つながりのきっかけは街中スナックにしていきたいというところ、素敵ですね。もっと広めていくためには何が必要だと思いますか?

街中スナックを広げていくために、必要なこと

きほ:まずは街中スナックのファン=顧客様を作ることが大事だと思っています。

SNSのデジタル面だけでなく、口コミや体験談を広めてもらえるような拡散力を上げたいです。

そのためには、ただの飲食店というくくりではなく、街中スナックで体験したことを周りに話してもらえるように、常にお客様に喜んでもらう意識を持つことが必要だと思っています。


街歩きイベントとしてお客様とあらかわ遊園へ行った時の写真


__なるほど。。まずはお客様につながりの喜びを体験してもらう上でのマインドが大事ということですね。

半年経験したからこそ伝えられる、これから仲間になる方へのメッセージ

_それでは、これから一緒に仲間になる方や興味を持ってくださる方へ、メッセージがあればお願いします。

きほ:「楽しいよ、面白いよ、成長できるよ」と伝えたいです。なんだかざっくりしていますが・・・笑

私自身、始めたころは、街中スナックのコンセプトや世界観に共感をして仲間に入らせてもらいました。

そしてママを半年やってみて感じたのは、どんな人でも孤独を少なからず感じている。
その環境が当たり前な世の中に、対面でお客さま同士肩を並べながら、お話したり乾杯したりする場所はとても価値があります。

ただ、アナログの価値を今のデジたる社会に逆行して普及するっていうのは、労力もいるし、地道な作業も多いし、派手ではないです。
そこだけを切り取ると、同年代の仕事の在り方から一歩遅れているのかなと、迷うところも正直ありました。

でも、半年経験したからこそ、『人が元気に笑顔で過ごすために、絶対に必要な価値を提供している。』というのが確信に変わってきて、今後の日本を支えていく事業になると思って日々取り組んでいます。なので、地道なことも必要なことを捉えられるようになりました。

スナックのママとしてデビューしたのも半年前の若造ですが、スナックのママと言う言葉だけじゃ片付けられない価値があると思っているので、そこに共感していただける人にぜひ携わっていただきたいなと強く思います!

浴衣を着ているゲストママをお呼びした時の写真
世代を超えて仲良しな雰囲気が伝わりますね

_ありがとうございます。ママを経験した上での気持ちや想いが、とても伝わります。
これからの日本には絶対的に必要な街中スナック。期待しています!

番外編 きほママが最近ハマっていること教えて!


__それでは、番外編を!!!
最近のハマっている事はなんですか??

きほ:仕事後のビールが最高に美味しいです!ほぼ毎日ビール飲んでます笑
好きが功を奏して、ビールの知識を自分で調べるようになり、お客様にクラフトビール講座もやりました。

__いいですね!ママだからこそ色々なお酒を知れるのも一つの醍醐味ですし、仕事後のプシュっと缶ビールを開ける瞬間、至福ですよね!(笑)
他には何かありますか?

きほ:アクション映画が好きですね!

_おー!アクション映画!どの映画がお好きですか?

きほ:王道ですけど、ワイルドスピード・ミッション・インポッシブル・007などです!最初のシリーズから全て見ています。

_いいですね!アクション映画は、スカッとする気分になれますよね!
これからも適度にリフレッシュしながら、本店のママとして応援しています!
インタビューありがとうございました!

きほ:はい、ありがとうございます!

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半年間経験した上での、きほママの熱い気持ちを感じられるインタビューでした。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!