誰かのために、大切な人のために
となりのヒーローインタビュー中野克希vol.1
あなたの身近にヒーローはいないだろうか。
何か困ったときに助けてくれる。相談に乗ってくれる。そばにいてくれる。
そんな【となりのヒーロー】
そのヒーローから、あなたにメッセージを届けるそんな趣旨の記事。
ピックアップ事前情報として
フレスコボールとは
中野克希、ゆる紹介
フレスコボールとは
ブラジル発祥の協力型ビーチラケットスポーツ
2人ペアで行う。2人は仲間、味方。
ラケットとボールを使用する。ネットはなし。
2人対面になり5分間できるだけ落とさず、ラリーを続ける。
ラリーの数や速さが審判によって得点化される。落とすと減点。
速くかつ正確に、ペアの打ちやすいところに返し続けることが鍵。
参考として・・・
日本代表レベルだと5分間に560打、落とすのは5回程度。
日本フレスコボール協会HP
中野克希ゆる紹介
兵庫県宍粟市出身1999年生まれ
フレスコボール歴4年目
フレスコボール明石所属(JFBA地域クラブ制度)
フレスコボール日本代表2023
ムードメーカー、ブラジルに感化され上裸で練習することが多い。
著者(以下、著):いやーーーありがとう。わたくし初インタビュー。よろしくお願いします。(筆者もフレスコボール日本代表、中野選手と面識あり)
中野(以下、中):お願いします!これって記事になるんですか?笑
著:うん、noteで記事にするよ。
中:えぇ楽しみです!!!
著:期待して待っててー。いろいろ知ってるだけに話しづらいこともあるかもしれんけど普段通りのひょうきんさで、オッケーよ。笑
中:はい。笑
剣道12年
著:じゃあ初めの質問、今までやってきたスポーツある?
中:小学2年から12年、ずっとやってきました。
著:ながーいな。すごい。剣道経験がフレスコボールに活きている部分ってある?
相手を観察すること
著:剣道やっててフレスコボールに活きている部分ある?
中:足さばきですかね。
剣道、脚が大事です。脚の動きをかなり練習してました。
いろんな型があって、そのさばきがフレスコボールでの動きにつながってます。
著:たしかに。足ふみ出して、ボールのコースに入ったり、フットワーク軽やかよな。
中:あとは相手の動きを読む、観察することですね。剣道って相手の目を見て動きを読んだりするんです。呼吸を見切ったりします。
著:それで隙を狙うみたいなことか。
中:フレスコボールはペアの動きを予測したりしますよね。ペアが体勢崩れてる時はゆっくり打ったり、思いやりが必要だと思うので。
著:なるほど、共通点あり。
持っているものが違う
著:じゃあ反対に、フレスコボールと剣道で違うなぁと思うことは?
中:持ってるものが違う。ですかね!
著:ん???あー、物理的にってこと?笑
中:はい、竹刀とラケットでは違います。笑
フレスコボールとの出会い
著:どんなキッカケでフレスコするようになった?
中:俊二さん(間所俊二:会社の先輩、フレスコボール明石所属)からのお誘いです。シンプルにフレスコボール楽しいからやろう!とお誘い受けて、スポーツが好きやったこともあって何も考えず体験しに行きました。
著:いいね。俊さんからのお誘い、原点、大事にしたいね。
中:感謝しております!!!
キーパーソン山下みずき
著:フレスコボールを体験して、そのまま毎週続ける人と、体験できたらそれで満足。二手に分かれると思うねんけど、カツキはなんで続けたと思う?継続が日本代表への道やったりすると思うし。
中:続けた理由として・・・たしか2回目のフレスコボール。
大蔵海岸でふじぱんさん、大将さん、みずきさん(3名とも、フレスコボール明石所属)が一緒に打ってくれて、楽しかったからですね。その後にみんなで、ご飯行きましたよね。まっちゃんもいました(まっちゃん=著者)
あのとき、過ごした時間がめーーーっちゃ楽しかったです。
一緒にいて、こんなに楽しい人たちがいるんだ。と思いました!
著:ほー、なるほど。ステキなエピソード。あのとき、みずきが言ってたよ。
カツキがみんなと仲良くなれたらいいなって。なるべく同年代で話せるようにアシストしたいなぁって。みずきに感謝やで。
中:そうやったんですね。みずきさん、まさにキーパーソン。ありがたかったです。
誰と組むか、大事!
著:2023年日本代表に晴れてなれたね。日本代表になりたかった理由ってある?
中:うーん始めは、明確になかったかもしれないです。とみー(冨永裕紀:しまなみフレスコボールクラブ所属) と一緒にペアを組んでもらっていた時、2022年、あの時はとにかく、上手くなりたかった、勝ちたかった。とみーと、一緒に少しでも良い点数が取れたら嬉しいなって思ってました。
著:とみかつペアめっちゃ好きやったわ。応援シロがあるというか。上手くなっていく2人の姿が、輝いて見えたね。
中:嬉しいです。
著:山ちゃんとペア組んだ2023年の心境というか、心構えは?
中:やましょーさん(山下祥2022.23日本代表)と組ませてもらって、ただ勝ちたい、日本代表になりたい。ではなく、なぜなりたいか?を見つけることができました。 最終戦、これだ!となったのは「誰かのために、大切な人のために勝ちたい、日本代表になりたい」というのが答えでしたね。
著:なるほど、山ちゃんとペア組めたことで、そういう想いになった、なれた。というのはあると思う?
中:うーーーん、そうですね!誰と組むか、めっちゃ大事だと思います!
著:そうねぇ、1番近くにいて1番の味方やもんなぁ。
ヒーローインタビュー
著:最後の質問、ヒーローインタビューね。
カツキはヒーローです。ヒーローのあなたから
伝えたい人へ、メッセージを送ってもらいたいです。
中:おぉいいですね。
ツダマツバラカップ(2024.3.30-31香川で行われるフレスコボール全国大会)の優勝インタビューのために考えていたことがあって。それ、ここで言ってもいいですかね。笑
*取材日2024.3.25
著:えー、むしろいいの?笑
先に聞いてしまうことになるけど。というか優勝する前提で考えてるんやね。いいね。じゃあ、優勝した時に記事も公開しようか、タイムリーやし、いいね。
中:はい、お願いします。
僕には優勝したい理由があります。
大会の日は3月31日、年度の変わり目ですね。母子家庭で母親1人に育ててもらいました。三人兄弟。1番下の弟が4月で社会人になるんです。
著:(うなずき)
中:オカンは僕ふくめて、子供みんなを育てあげたことになります。
今になって思うと
ほんまに、凄いことやと思います。大変だっただろうなと。
2023年日本代表になって、今回の大会に優勝したヒーローの僕、
そんなヒーローにとってのヒーローは、オカンなんです。
著:(拍手)ええこと言うなぁー。
中:優勝して、インタビュー。オカンに想いを届けたいですね。
著:ここまでみんなを育ててくれてありがとうと伝えたいってことか、
いやぁステキなプレゼントやなぁー。
【著者のヒトリゴ】
著者は彼のことが好きだ。「誰かのために、大切な人のために」と語ってたことと、締めのヒーローインタビューで伝えたい内容がぴったりリンクしていた。一貫性があり、共感できる。
その後、彼は実際に3月31日フレスコボール大会で優勝する。
「思考は現実化する」詳細にイメージして、言語化する。それを体現したのが中野克希だ。
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