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■紙の新聞はいつまで

マスコミってナニ?(61)ニュースの存在を考える 「マスコミへの道」改

◇元日のニュースチェックはもうやめた

毎年正月1日、東京で発行される主要6紙を読み比べてきた。
12月末で、長年取っていた新聞をひとつ止めて、1紙だけにした。
世間と同じく、僕も新聞離れである。
元日も、取っている新聞以外では読売、東京の2紙を買っただけ。

ネットで、産経、日経、毎日についても1面トップの記事を見たが、政界裏金問題の続報や連載記事の第1回目などを載せるだけで、生ニュースの大特ダネはない。

1月1日の1面トップに、世間を仰天させる特ダネを…というのが、新聞記者として抱く夢だろう。そんなチャレンジ精神は早い段階で失せた記者人生だった人間がいう話ではないが、新聞、新聞業界から熱が消えて久しい。

僕自身も、昨年夏で会社を辞めて、次の仕事を決めない、決められないまま半年がたつ。そんな人間に、かつていた業界についてあれこれ言える資格がありやなしや? (笑)

noteを当初書き始めた時には、「マスコミ志望の若い人に作文指導をしたい。ネット上のマスコミ塾みたいなのをやりたい」と思ったが、反応はほぼゼロだった。
こちらで、自分なりのマスコミ評を書いて来たものの、まあ、おっちゃんのたわ言の域を出なかった。
そりゃそうだろう。そういうものは、きちんきちんと書き続け、それこそ特ダネ的内容がなければ誰も読まない、注目しない。
だらだら、中身のないことを書いてもなあ…という感じだ。

1月1日に石川・能登を震源として大地震発生。2日は新聞発行がない。きょう2日に取材した話があす3日の新聞に載るわけだが、こうした大ニュースを遅れて報じる、というのがますます新聞の時代遅れ感をより増して感じさせる気がする。

今年2024年、紙の新聞、紙の週刊誌は一部を除いて、その命は風前の灯だ。僕のこちらの記事も同様。
寂しい話である。

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