「めらめら」
怒りっていうのは
めらめら メラメラと燃え上がり
炎となるんだろ
燃えているのが
ペラペラのかんなくずみたいな
けちな気持ちなもんだから
一度 火が着くと
バーッと燃えちゃう
でも
そんなんだから
その火なんて
すぐにちっちゃくなっちゃう
怒りの炎を上げてたほうは
わたし なんで怒ってたんだろ…
ってなもんで
その相手を怒らせたほうは
いずれ鎮火するのは分かってた
だから
それまでは ひたすらに
頭を下げて
火の粉が飛んできても
自分が
燃え上がっちゃいけないんだ
自分で火を消す――
目の前の炎は
落ち着くまで とにかく
待つ
時間を稼ぐのだ
それが大火事にさせない
やり方なんだ
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