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「詩の誕生」

めまいっ!
老詩人 大詩人が
大声をあげ
自作詩をうたう

吉増剛造 83歳

公開中の映画「眩暈めまい VERTIGO」
その中で 彼は盟友であり
2019年1月に96歳で死去した
米映像作家 ジョナス・メカスを悼む

映画は カメラは 吉増が
2020年1月 メカスの1周忌に合わせ渡米
ニューヨークの街をさすらう姿を追う

そして
彼の詩が立ち上がる
誕生する瞬間を
とらえる――

ぼくは
詩を読み 書きつづってたった2年
吉増の存在を知ったのもそれからだ
メカスのことは この映画で初めて知った

予備知識 事前情報なしに映画を見る
それがぼくのスタイル

吉増のことは知っていたが
メカスは知らず 吉増が彼とどういう関係なのか
それも映画で初めて知った
ぼくは
吉増が出る最新の映画作品ということしか知らず
上映会場の
東京・恵比寿 東京都写真美術館に行ったのだ

作品は
日米の映像 詩 …
そのフロントランナー(ひとりはこの世にいない)
彼らをビビッドにとらえる

吉増の 詩の作法
彼がそれをつづる姿にカメラは肉薄

ぼくはスクリーンを通し
詩が表出する瞬間に立ち会えた

公式HP

レビュー

マンハッタンを歩く吉増

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