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■朝日ですら「廃刊」次はどこだろうか

マスコミってナニ?(43)

ニュースの存在を考える 「マスコミへの道」改

◇マスコミ界自体が話題にならない

100年の歴史を誇った老舗週刊誌「週刊朝日」が消える。ほぼすべての媒体が消える際には「廃刊」とは言わず、休刊というが、それが復刊したという話は聞かない。

全マスコミ(NHK除く)の中でも最も経営体力のある朝日新聞社でもスッパリと名門を切ってしまう。それほど紙媒体の状況は危機的―というより、完全に終わっているのだ。
そもそも、このニュースもそれなりに報じられたけれど、一般の反応は薄い。誰も「週刊朝日」なんて読んでないからね。
僕もこの話をすぐ書こうと思ったが、きょうまで書く気になれなかった。それくらいどうでもよい話、つまりマスコミ界の話題が一般の話題としての注目度がずいぶんと低くなってしまったのだ。
毎年3月10日の東大合格者発表後に出る特集号くらいしか手にしない人も多いだろう。そもそも、それもサンデー毎日のお得意とするものだし…。

残る週刊誌も、これまた誰も読まないサン毎が次の「休刊」最右翼かな。
女性誌も小学館のセブン、光文社の自身は何とかやるにしても、主婦と生活社の週女あたりもつぶれてもおかしくない。
新聞も残るのは、日経、読売、朝日。毎日、産経も消えるのはそれほど遠い話ではないだろう。

20年以上前までは、夕方の電車内で新聞や雑誌をみんながむさぼるように読んでいた――。時代は戻らない。

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