【詩論】それでも見たまま感じたままで
「文学」と「作家」への道(33)◇李白と杜甫から学ぶこと
先日あった現代詩実作講座。
テーマのひとつとして、先生が例に引いたのは唐詩の巨星ともいうべき李白と杜甫。
詩について考えて3年余りたつが、李白も杜甫も高校の漢文教科書その他でちらりと読んだ記憶以上のものがない。
先生曰く、「中国文学者の吉川幸次郎は『李白は無から有を生み出す詩人で彼以上のものはない。杜甫は有から有を生み出す』と指摘している」とおっしゃった。
なるほど…。でも、そうと言われても、その違いなどは分からない