行街-毎月第3月曜日に投稿-

三者三様の小説人たち 毎月第3月曜日に投稿します。

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マガジン

  • コウ和辞典

    正式なコウガイ語の辞典です。 ここだけでしか発行されません。他に出回っているとしたらそれは偽物です。 騙されないようにお気をつけください。

  • 行街 5月号

    久保田ひかる「『傅く』 第一章 村人:田原敦子」

  • 思いついたらつける草

    • 38本

    週刊連載を目指している不定期連載のエッセイになる予定集 三人の作家たちが、思いついたときに小説にするまでもないけど、とりあえず書いておこうかなって思ったら、ゆる〜く書きます。 たまに小説も入っています。

  • 行街 4月号

    • 1本

    泊木 空 「ここは秘密の園 ①」

  • 『行街』3月号

    紫乃羽衣 「pasta di pace ~パスタ ディ パァチェ~」

最近の記事

  • 固定された記事

『傅く』 第一章 村人

久保田ひかる 第一章 村人:田原敦子 (Ⅰ) 「お母さんはここが好きなんでしょ、結局。それこそ私とか良太より。そういう事でしょ?別にもう責める気もないし、お母さんの事恨んでるって訳でもないよ。ただ、私と良太はこの村に暮らすくらいだったらお母さんとお父さんと一生会えない方を選ぶから、それだけ分かって」 田原敦子は娘の顔を見ていた。冷めた目をする子に育ったな、と思う。育ててしまったんだな、とも思った。娘の言っている事に対しての驚きは、彼女にはなかった。 「そう…お母さん

    • テテミナ

      テテミナはコウガイ国の口伝に度々登場する、現実には存在しないとされる存在である。 コウガイ国南方に広く伝承される口伝民謡『泡の姫神テテミナ眠る』に主に登場する。 1924年コウガイ国南方に住む農夫によって井戸の中で発見されたが、口伝に謡われるテテミナと同じであるか定かでない。農夫はその後、祭事官の判断により両眼球を摘出し、テキスリア(火で焼いた黒薬草)と花崗岩の粉末を詰めて安静療養し、晩年は裁縫職人として生活した(→オミナ・エシ)。 テテミナについては今後のさらなる研究が待

      • テキスリア

        コウガイ国南方に生息する黒草を燻してつくられる薬。大昔から傷を癒す秘薬とされ、粉末にして傷にすりこむことで効果を得る。高頻度で患部を悪化させるが、それは邪気が身体から抜け出る過程のひとつであり、吉兆のしるしである。

        • キヴィ (Kivi)

          石畳の道や、石造りの建物などに使われる石。 キヴィは、耐久性や美しさから、建築材料として重宝される。 また、キヴィで作られた道具や装飾品も多く存在する。

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        • コウ和辞典
          21本
        • 行街 5月号
          1本
        • 思いついたらつける草
          38本
        • 行街 4月号
          1本
        • 『行街』3月号
          5本
        • 行街 2月号
          1本

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