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予防接種の正しい受け方

もう10月ですね。コロナの影響を受けながらも縮小された運動会を開催するところも多く、忙しい日々を過ごされているかもしれません。

医療機関もそろそろインフルエンザの流行が近づいてきて、ワクチン接種の準備に大忙しです。すでに予約をしたという方もいらっしゃるでしょう。今回はそのあたりについてタイムリーな話を書いてみたいと思います。

今年は特別、ワクチンを打ちましょうという話が盛り上がっています。それはCOVID-19(新型コロナウイルス)が以前拡大する中で、インフルエンザとの同時感染が広がることを警戒しているためです。できるだけ、インフルエンザにかからないことを目指したい。

そのため、10/1から65歳以上の高齢者の方に優先的に接種を行い、その他の方は10/26からという少し間隔を空けた打ち方を勧めています。今年のみ、65歳以上の方は無料という自治体がほとんどです。

インフルエンザワクチンは、6ヶ月以上13歳未満が2回接種のため、早めにお子さんの分の予約をしていると思います。だいたい1ヶ月ぐらい空けるのが普通なので、10月下旬から11月にかけて1回目、その後12月初めに2回目を打っておくのがよいと考えられています。遅くとも年内には終えたいですね。免疫が効果を発揮するためには2-3週間かかることを考えると、年末の流行には間に合うと思います。なかなかスケジュール通りにはいかないですが。小さいお子さんなら親も一緒に打ったほうがよいですね。

ほかの予防接種を一度に打つこともできますので、例えば、1歳を迎えるお子さんのMR、水痘、おたふくワクチンや3歳ごろの日本脳炎ワクチン、5-6歳の小学校前のMRワクチンといっしょに打つことがよくあります。中学生ごろの2種混合などもあります。

これまで止まっていたHPVワクチンも少しずつ再開へと向かっており、これまで通り小学校6年生から打ち始めることができます。これまで問題とされていた副作用については関連性がないといわれています。

家庭医が多く所属する日本プライマリケア連合学会でも予防接種についてわかりやすいサイトを開いています。ぜひご覧ください。

https://www.vaccine4all.jp/ 


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