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あたらしい医療を考えてみたら

あたらしいテレビという番組を見た。メンバーが電波少年のT部長だったり、テレ東の佐久間プロデューサーにフワちゃん、ヒャダイン、脚本家の野木亜希子さんで、ついでにナレーションが結構気になっている松本まりかだったので。

こういうテレビこれからどうなるみたいな番組が好きで、毎年お正月にやるテレビ放談も必ず観る。今のテレビだめだ!今を取り入れて、ネットに乗り遅れないようにしようという感じの中身だけど、今回はzoomのギャラリービューでまさにコロナの最中という。

まあテレビ評論家でも何でもないので、野木さんが言ったHRの再放送とか王様のレストランもう一回観たいとかに共感して、そのあとフジの古畑任三郎最後の事件を観る。もうこれが二十年前か。社会人になったときかあ。携帯の出始めという怖さ。。iPhoneもなく、白衣のポケットはマニュアルでパンパンだった。

YouTubeで何でも見られる時代に、テレビでみんな同時に時代を共有できる良さもある。ワイドショーのコロナ煽りがひどいので、日中昼間はテレビをつけないけれど、それでいいのか。専門家でもないのにテレビでコメントもひどいが、専門家の極論もどうしやうもない。その意見は学会の見解でも一般論でもない。その人の一意見でしかないのだから。

学会もオンラインになった。専門医を維持するためにわざわざ仕事調整して店を閉めて、ついでにご当地ラーメン食べまくりに出かけることもない。懇親会で自分のキャリア自慢とFacebook友達増やしもしなくていい。ポイント稼ぎは結局コネ作り。そんなこと言ってると怒られるな。

あたらしいテレビでなく、あたらしい医療を考えたい。ファクスではなくとりあえずメールでいい。お洒落レストランでなく居酒屋で話したい。外車を買うよりも地域にお金を落としたい。オンライン診療もいいけれどプライマリケアが最初に来るのがいい。歩いて行ける医療機関。うちもバーのできるクリニックを目指しているけれど、駄菓子屋もライブハウスもやりたい。読み聞かせも紙芝居も。ああ、そういうのじゃないか。遠い先に追随したいのは軽井沢のほっちのロッジとか。社会的活動が先に立つ仕事。

PCRに抗体検査、抗原検査など良い検査がたくさん出るけれど、結局家庭医達はそれを行うかどうかを考えてくれている。そんな検査いらないでしょう、だいたい無症状なんだし、と。自粛警察と責任押し付けの世界から医療を引っ剥がすべし。










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