見出し画像

本当に困っている人に

クリニックの2階には広い何もないスペースがあります。その昔は薬局として作られる予定もあったそうですが、その後は時々使われるだけでずっとそのままだった場所。まる福はそこを借りて何か面白いことをしようと思いました。

まちづくりをしたいと思いながら、どうやればいいか思案する日々。クリニックを立ち上げて軌道に乗ったら、そのそばにみんなが集まれる場所をつくる。そんなことを考えていたところに2020年から世界を分断した新型コロナウイルスの蔓延、前に進むこともできず、ひたすら家の中に閉じこもっていなくてはならない、人に会わない、ご飯も一緒に食べられない、笑ったり触れ合ったり集まることもできない。もう1年半以上みんなで我慢しました。そんな中でも特別困っている人がどこかにいるような気がしています。病気を持っている人、障害を持つ人、こころを病んでいる人、こどもや高齢者、弱い立場のひとたちです。こんな世の中なら、弱い人たちに優しい場所を作りたい。ふらっと寄るのは無理かもしれないけれど、安心して集まれるところが必要と思って。

一つは、「西尾久暮らしの保健室」といって、医療福祉の相談を受ける場所をつくります。もともとは新宿の戸山団地から始まった地域の相談室で、全国に同じ名前の場所がたくさんできています。病院には相談できない、行政では敷居が高い気軽に話に行ける場所として機能する。西尾久は区役所からも遠くて何かするにも不便、だからすぐ聞けるワンストップがあれば便利ではないでしょうか。クリニックと併設なので安心、いろんなことが聞ける場所にしたいと思います。まずは8月12日午後、月1回からスタートします。看護師がスタンバイしていますが、いろんな人が集まるといいなと思っています。

二つ目に、時間ごとに場所を貸し出すことをします。いわゆる「レンタルスペース」です。習い事や趣味、ちょっとした会議に使える机と椅子の環境を近所に持つ。もしかしたら、在宅テレワークの気分転換に利用していただくのもいいかもしれません。これは他の事業と棲み分けるため、時間が限られますが少しずつお貸しだしできるようにします。2500円で2時間が標準ですが、時間の延長などのご希望にはお応えできます。

三つ目として「こどもの秘密基地」をつくります。都会はなかなかこどもが楽しく遊べる場所がない気がしています。車も多くて外は危険、知らない人とは話もできない、息が詰まるような生活に何か楽しくいられるところがあったら。もちろん宿題や勉強もできる場所にします。できたら、塾には行けないけど少し誰かに教えてほしいというご家庭の助けになればと思っています。ただ、まだこれは構想段階でどのようにつくっていくかはこれからです。

この三つを合わせた役割を持つ場所を「2√kufuruma」と名付けました。ひらがなでは にるーとくふるま です。なんだか不思議な名前ですが楽しそうな響きがしませんか。主にクリニックのスタッフで運営しますが、病気にかかっていない人も来られる場所です。

画像1

このドアを開けると

画像2

階段が現れます

画像3

2階にはこんな素敵なスペースが!

画像4

電車も少し見えます

画像5

こんないい感じのラグも敷きました (arakawa iivillageで購入)


この活動を行う資金確保のためクラウドファウンディングでコミュニティをつくっています。月500円から支援していただけます。楽しい特典もありますのでぜひよろしくお願いいたします。

https://community.camp-fire.jp/projects/view/198131


また、一緒に盛り上げてくれる仲間も随時お待ちしています。ぜひ一度、にるーとくふるまに遊びにください!



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?