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おとなりごはん

冬のイベントどうしよっか〜とまる福の待合室で会議が始まっていました。2階に設置した本棚に貸本してもらうために読書系のイベントをしようと、私と読書好きのKさんでいろいろと頭を捻ります。読書好きな人を呼びたい、でもいつも来てもらっているママたちにも来て欲しい、こどもたちも一緒に遊んで楽しめるイベントはないだろうか。当初、絵本の読み聞かせやビブリオバトルなど本をテーマにした企画を考えていたので、どうしても本に興味がない人が参加しにくくなっていました。うーむ、これでは二兎を追う感じになって一兎も逃してしまうな、と思っていたところ、みんなで改めて相談した際にスパッと誰かに言われた、どっちもは無理じゃないという言葉。それでハッとした私は、もう餃子しかないなと考え込んでいました。以前にホットプレートを使ったどら焼きワークショップを行った後にみんなで食べた餃子、しかも冷凍餃子を買い集めて食べ比べるという超鉄板企画。もうこれをクリニックに来る一般の方とやるしかない、この前やった時はみんな餃子に夢中で何も考えずに楽しめたのできっとそうなるに違いないと思い、もうそっちで進める覚悟ができました。
題して、「おとなりごはん」。
たまにはみんなでご飯づくりを休んで、楽に餃子しましょうよ、という気持ちでした。後付けですが、孤食をしている高齢者や親子も来て楽しく団欒できたら素敵な気もしました。ということで開催した餃子パーティは大成功でした。メニューは冷凍餃子に東北名物の芋煮、私の出身が福島のため味噌豚汁バージョンです。それにKさんの友人が石川の輪島から送ってくれたもち米で作ったおこわおにぎり、デザートに昭和感漂うハウスフルーチェとかなり豪華。参加者はおとなきち麻雀のボスSさん、いつも健康づくり応援倶楽部に来てくれる80歳のOさん、毎月のまるっとアート常連のHさん親子、あとはいつも予防接種に来てくれるお子さん親子や、夏休みクリニック体験でうちを知った親子さんのお友達など総勢30人ほど、まる福の2階が満杯になるぐらいたくさんでとても楽しく美味しく盛り上がった夜でした。
実は最後まで悩んだのはお金のことで、いくら頂いたらいいかということでした。もちろんお店ではなくあくまでクリニックの交流会なのですが、全く頂かないわけにもいかず、今回は投げ銭方式を取りました。いくら出したらいいか迷うのではというふうにも思いましたが、まあそれも面白いかと思って好きな額を入れてもらいました。このあたりはなかなか難しいのですが、完全ボランティアでは成り立たないので今後の課題かと思っています。
終わったあと後日、参加者の方から楽しかった、今度はいつ?と聞かれるので、またやりたいと思います。今度は皆さんにお手伝いをお願いして、少し楽をさせてもらいます。ぜひあなたも参加してくださいね。
では。

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