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【とやままちなかコンシェルジュ】まちの人々 vol.9

「まちなかコンシェルジュ」として、富山のキーパーソンを本のようにご紹介します。
これから行く先に迷ったとき、誰かと話をしてみたいとき、つながりをつくりたいとき。

ちょっと先行く先輩や、その道に詳しい専門家のお話が、なにかの気づきになったり、あなたの富山ライフをより豊かにするきっかけになればいいな、と、人と人をおつなぎするお手伝いをさせていただきます。

課題解決の仕組みを作る

株式会社AsianBridge/一般社団法人TENKIN LAB
(NPO法人まちなかライフスタイル研究会 理事長)
松田悠さん

元転勤族で、日本の真ん中をぐるっと一周し、単身、夫婦、子連れ、と14年間の転勤生活を送ってきた松田悠さん。
夫婦の地元である富山にUターンして、現在は定住しています。

ご自身は転勤生活を楽しんでいましたが、周りでは、転勤ウツになったり、先が見えない不安を抱え、夢を持てない転勤妻の友人たちの姿が...。

そこで、孤立しがちな転勤妻をサポートするべく「転勤ノオト」を立ち上げ、Webマガジンでの情報発信や、転勤妻たちが仕事を通して社会とつながれるように地域企業とマッチングするなどの取り組みをしてきました。(2021年2月「一般社団法人TENKIN LAB」として法人化。現会長。)

その活動が軸となり、様々な課題を持ったより多くの人と地域企業をマッチングする仕組みをつくりたい、とITベンチャーである株式会社Asian Bridgeへ入社。
インターンシップマッチングサービス「CareeTern(キャリターン)」を立ち上げ、転勤妻に限らず、学生も社会人も、「働きたい」というすべての人と企業をマッチングする仕組みを提供しています。

ビジネスの場面に限らず、人と人、人とコト、人と場所をマッチングすることで、何か面白い展開があるんじゃないかと常に考えている松田さん。

1つのミッションや課題に対してチームを作るときには、それぞれの立場や思い入れがあることを理解したうえで、集まったみんなが「よりよくしたい」という前向きな想いを持っていることが大事なんだといいます。それが結果的に、チーム1人1人の達成感にもつながるんだそう。

自分の周りにある課題から社会の大きな課題へと目を向け、解決するために人や地域を巻き込みながら関わった人たちにも還元していく。

高校生のころから思い描いていた、
「まちのことを考えて一歩、歩める人が増える社会をつくる」
というミッションを胸に、社会課題と向き合い、関わる人や地域にとってもプラスになるような仕組みづくりを目指しています。


―あなたにとって“まちなか”とはどんな存在ですか?

「私が学生時代は本当に人やものに溢れ、きらきら・わくわくする場所でした。今はさみしくはなりましたが、私にとってはすてきな人に出会える きらきら・わくわくする場所です。まちなかに会社もあります。」


「富山にUターンで2018年に帰ってきました。富山県女性って都会から帰ってこない人が多い県なのに、なぜ都会から帰ってきたの?富山県の暮らし・仕事はどう?などなんでもフランクに聞いてください。」

IT企業の取締役、TENKIN LAB会長、まちなかライフスタイル研究会理事長、とマルチに活躍する松田さん。
決して1人だけで突っ走ることなく、常に周りの人々を巻き込み、それぞれが得意分野を生かせるようにしながら、幅広い課題に立ち向かっている姿が印象的です。
頭の中にはいつも新しいアイデアがいっぱい。
転勤族のみなさんのお悩みや、女性の働き方、地方で暮らし働くこと、Uターンについて...ぜひ様々な切り口でお話ししてみてはいかがでしょうか?


本記事では、2023年11月3日開催「人to人ライブラリ@大手モールbar」にゲスト参加いただいたみなさまを「まちの人」としてご紹介しています。

本を借りるように、その人の時間を借りて1対1で対話する
という趣旨のちょっと変わったイベント。
当日の様子は、【開催報告】をご覧ください。


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