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3歳児健康診査に従事する保健師が抑えておくのはこれだけ‼

こんにちは!助産師で保健師のみかんです🍊

今回は基幹健診の3歳児健診に従事する保健師、看護師向けにみるべきポイントをまとめていきます。

アセスメントの視点は以下の4つです。
①成長・発達の特徴を理解する
②3歳児の日常生活を理解する
③この時期に多い相談と保健指導のポイントを 理解する
④健診後のフォロー方法を理解する

☆3歳児の成長発達と特徴を以下にまとめていきます。

〈男児〉
身長:約90~96㎝           
体重:約12~15㎏          
〈女児〉
身長:約87~96㎝
体重:約11~15㎏

体重増加は1年間でおよそ2㎏、身長の伸びは7~10㎝になります。その子なりの発育を発達曲線やカウプ指数から確認します。

【運動機能の発達】
・身体のバランスや調整をとれるようになる。
走る・三輪車をこぐ・2~3秒の片足立ち・階段を一人で登るができるようになる。
微細運動面ではクレヨンなどで閉じた〇がかけるようになります。

【言語発達】
3語文を話すようになる。(パパ会社行った)
自分の名前や年齢の質問に答えられるようになる
・日常会話では不自由なく「なんで」「どうして」と聞くことが増える
対の概念を理解できる(大きい⇔小さい・男⇔女など)

【自我の形成】
自他の区別がついてくると自我が芽生えてくる。自分でできることが増え、なんでも自分でやりたがったり、意に沿わないと「いや」と反抗的自己主張をするようになる。

【社会性・対人関係】
周囲の子どもに関心を持ち、友達と遊びたがるようになる。
ままごとや電車ごっこ等役割のある見立て遊びができるようになる。
母子分離もでき始め母親と物理的に離れていても不安に陥らないようになる。

【生活リズム】
・保育園や幼稚園に行っている児が多くなる。起床時間や就寝時間、昼寝、食事時間等の時間がだいたい決まってくる。
・排泄や歯磨き等自分でできることが増えてくる為齲歯が増えてくる時期でもある為歯磨き習慣が身につけられてくるように促したい時期。

【視力・聴力】
斜視等の目つきや言葉がはっきりしない、聞き返しが多いなどの状況がないか問診や観察から具体的に確認する。

【予防接種】
基幹健診は3歳健診までである為、この時期までに受ける予防接種が完了しているか確認する。

最低限抑えておくとよい3歳児の成長発達と特徴をまとめました。
別のブログでは3歳児健診でよく聞かれる質問とその保健指導をまとめていきます。


参考図書:医学書院の助産診断・技術学




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