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国民年金第2号被保険者

年金制度

法人などの会社に勤務し、会社で定められた所定内労働時間のほとんどが自身の勤務時間になる方は厚生年金の被保険者となります。

アルバイトやパートなどで、一日のうちに短時間しか勤務しなかったり、週に数日しか仕事をしない方は国民年金の被保険者になる方が多いです。

厚生年金の加入者は70歳まで(例外あり)になりますが、原則65歳以上は国民年金第2号被保険者にはなりません。なんかややこしいですね。

年金制度全体において、厚生年金加入者である国民年金第2号被保険者が多くの割合を占めます。前回もお話ししましたが、保険料は報酬によって細分化されており会社と個人で折半です。再度ファイルを添付します。

今後、法改正よって厚生年金の適用範囲が広がる可能性があります。年金に関するニュースは気にしておくといいですね。

厚生年金全体で基礎年金拠出金を負担しています。これが将来受けとる基礎年金の給付に要する費用になります。

つまり厚生年金加入期間の将来の年金は基礎年金+厚生年金になります。

年金の金額だけを考えれば厚生年金に加入した方が年金総額が高くなります。

国民年金(基礎年金)を20歳から60歳までの40年間納付をすると、年金額は年間781,700円(令和2年度)です。これに厚生年金加入期間である厚生年金額が上乗せされるわけですが、その金額は長い加入期間による報酬月額により計算されますので一概にいくらとは言えません。年金機構から送られてくる定期便にはそれまでの加入期間における概算が記載されていますので参考にされるとよいでしょう。

年金定期便

被保険者ごと給与や加入期間が異なるため、年金額の差は厚生年金額の差と言ってもよいかもしれません。

年金額のみを考えるならできるだけ長く厚生年金に加入する方がお得かもしれません。

私自身は個人事業主で国民年金第1号被保険者ですので、厚生年金額の増額が望めません。将来を考えると何とも不安にならざるを得ないのですが、生きている限りずっと仕事をして収入を上げるしかない!と意気込んでいるものの、ずっと健康でいられる保証はないわけで・・

いろいろ考えますね・・。


次回は国民年金第3号被保険者について見ていこうと思います。












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