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ペアツリーは、ヒマラヤ杉で、25メートル。すごい大きい。

 14歳、中学2年生です。美しが丘には、生まれてすぐに来ました。14年間、美しが丘。好きな場所は、えっと、美しが丘公園です。いろんな人が来るから。家からも近いんですよね。公園の、お祭りとかに使う場所とか野球場とか、どこも好きなんですけど、一番はペアツリーのところかな。この間ペアツリーのクリスマスのイルミネーションの点灯式に出させてもらって、楽しかったです。ペアツリーの前でテーマパークダンス、あの、ディスニーのダンスみたいなのを、クリスマスの曲で踊りました。ダンス教室に通ってる友達と一緒に。点灯式は、カウントダウンして、イルミネーションを一気にパッとつけるんです。点灯式の次の日から夜もずっとつけられてて、家からもペアツリーが見えたりして、すごくキレイなんです。ペアツリーは、ヒマラヤ杉で、25メートル。すごい大きい、下から見上げるとなんかすごいですよ。1万8千球のライトでイルミネーションされてるみたいです。

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 ダンス以外にも、友達と遊ぶときは、けっこう美しが丘公園で遊んだりするんですけど、いつもいろんな人がいるから、やっぱ美しが丘公園いいな、って。花見の時期は特にいろんな人が来るし、そうじゃなくても普段から遊びに来る人、たくさんいます。学校の友達じゃない人と友達になったりしたことが、けっこう何回もあって。初めて会って、仲良くなって、また遊びたいね、みたいになったりとか、意外とある。中学生になってからは、遊びに行くことは少なくなっちゃったんですけど、小学生の時は時間が空いてたら、基本すぐ外に遊びに行ってたので、暇な日はもう毎日のように行ってました。友達と約束している日もあれば、ひとりで行って友達と会って「わー!」みたいな時も。広いから普通に鬼ごっことかでも楽しいし、ボール持って来てる人とかもいるし、遊具もあるので遊具で遊んだりもして。

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 いつもいろんな人が来てて、初めて来てる人もいっぱいいると思うから、よく見かける人ってのはそこまでいない。でも、常連さんは鳩おじさん。鳩と戯れてる人がいるんですよ。よくペアツリーの広場の隅っこにあるベンチに座ってる。なんか年配の方、おじいちゃん。たぶん、美しが丘公園の鳩もエサくれる人って思ってるみたいで、すごい、あの肩とか、近くの椅子に鳩が止まってたりしてて。初めて会った時にエサをちょっと分けてくれて、それから鳩おじさんが座ってたりすると、こっちからもたまに声かけて、「今日もいるんですね」みたいな。
 ここは、自然も多くて、ゴミとかも落ちてなくてきれい。近くに住んでる人やどんな人とでも仲良くなりやすい。初めて会ってすれ違う人とかにも、おはようございますって声かけたり、下校するときに近所の人がおかえりなさいって言ってくれたりして。もうずっとここで暮らしていられる、住むんだったらここが一番いいかなって思ってます。

深澤愛紗 2

インタビュー:2019年 夏

このおはなしは2019年No.006号に収録されています。冊子をご希望のかたはご連絡ください。冊子は無料、送料180円でお送りします(5冊まで送料は同じ)。「街のはなし」プロジェクトを、スキやサポート,snsのフォローなどで応援していただけましたら大変励みになります!どうぞよろしくお願いします。

企画・文: 谷山恭子
写真:藤井本子

編集・校正: 伏見学・街のはなし実行委員会

発刊:街のはなし実行委員会

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