使えば使うほど_仲良くなるお金

使えば使うほど、仲良くなるお金

こんにちは、まちのコインのディレクターの長谷川です。

まちのコインの実証実験が終わり、はや1ヶ月半。今回は、実証実験の後に行なったアンケートやインタビューの結果から、いろいろと考えたことや、今後のお知らせをさせていただきます!

実証実験で見えてきたこと

実証実験のあと、ユーザやスポットのみなさんにアンケートやインタビューを行ないました。そこでスポットのみなさんから多くいただいた声として

「お客さんとか、スタッフにどう説明したらいいのかわからない。」

「スタッフにどう教育したらいいか、わからない。自分の言葉で伝えようとするのは、まだハードルが高い。マニュアルが欲しい。」

というものがありました。

たしかに、いままで「まちを面白くする新しいお金」とか、「仲間づくり」や「つながりづくり」のためのコミュニティ通貨というふうに言ってきたのですが、この言葉だけではまだなんとなく漠然としていて、イメージしづらいのかもしれません。

実際にわたし自身誰かに説明する時は、だいぶ長い時間をかけて毎回説明していたので、もっと直感的にわかる言葉はないものか?日々考えていたのです。

そこでまた、実証実験のアンケートを振り返ってみました。
まちのコインを体験して良かったことはなんですか? という質問に関する回答をみてみると、

・地域活動
・「環境に良いことをすることができた」

という回答と同じくらい、

・「仲間が増えた」
・「つながりができたりコミュニケーションや出会いのきっかけになった」

という回答がありました。

また、まちのコインを通して、地域や人とのつながりを感じることができたと思いますか?という質問には、アンケートに回答してくれた半分以上の方が概ねできたという回答をしています

仲間づくり」や「つながりづくり」という方向性に間違いはなさそうです。ここをもう少し掘り下げてみます。

自由回答の部分ではこんな回答がありました。

「人とつながることもコミュニティに貢献するのだということが実感できた。」

「まちのコイン
実施中のイベントで知り合った方と、街中で会うきっかけ(偶然)が増えた、街中で声をかけあう環境につながる。まちのことを考えるきっかけにもなるけど、防犯にもつながるでは?と思いました。」

「お金以外の物差しで生活や幸せを考える良い機会になった。」

「知り合いがぐんと増える。そこから生まれる地域活動や町のことを知るきっかけになってくれる。」


画像1

また、スポット向けのインタビューでは

「今まで名前を知らなかったお客さんの名前を覚えて街中でも挨拶するようになった。」

まちのコインを紹介してくれたお店と一緒にアイデアを出し合うのが楽しかった。」

「とにかく心がハッピーになれる。どんどん地域の近くの方と繋がりができる。アイデアを形にすることができる。お店同士でポイントをシェアできるので、地域で総合店舗を運営出来ているような感じ。」

「お掃除などのお手伝いをお願いする中で、世間話したりして、これまで店員さんとお客さんという間柄ではあり得ない距離感で接することができた。」

など、新しい出会いはもちろんですが、これまでうすい関係だった人とのつながりが濃くなったという意見を多くいただいたのです。

まちのコインは、つながりづくりだけじゃなく、つながりをもっと濃くするという要素が強いサービスだったのだなと改めて気づきました。

使えば使うほど、仲良くなるお金

そこで、今回、思い切ってメインのコピーを
「まちを面白くする新しいお金」
から
「使えば使うほど、仲良くなるお金」
に変えることにしました。
サイトのコピーも先週末にひっそりと更新しています。

スクリーンショット 2020-02-10 14.00.15


シンプルに「仲良くなるお金」はユーザ、加盟店、自治体、企業、まちのコインに関わるすべての人にとって身近で想像しやすく、伝わりやすいのではないかと思うのです。あえて「お金」と書いているのは、現金に代わるものとか、おトクなクーポンというようなこれまでのお金とは違う新しい価値であるということが逆に浮き彫りになって伝わるといいなと考えています。

そして、まちのコインを通して仲良くなり、濃くなったつながりを元手に、コミュニティに対して何ができるのか?という次のアクションを考えるきっかけを提供できるサービスになれたら、と思います。

新しいコピー、どうでしょうか?

小田原での展開

そんなまちのコイン、ついに小田原にてプレサービス開始間近です!

小田原市はSDGs未来都市に指定されており、SDGs未来都市計画の一環としてまちのコインを活用した「SDGs体感事業」を進めています。
※鎌倉市と同じく、神奈川県の「SDGsつながりポイント事業」としての実施となります。

本日小田原市からその「SDGs体感事業」を2月24日からプレサービスとして開始することが発表されました。

小田原ではいったいどんな展開が!?それはまた、次回お話できたらと思います。乞うご期待ください!

小田原市での展開詳細はこちら

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?