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学生と鎌倉のコミュニティを再確認

先日、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)の長谷部葉子研究会(以下、長谷部研)の学生の皆さんが、まちのコインを活用したフィールドワークを実施しました。

その時の様子と学生の皆さんの学びをご紹介させていただきます!

フィールドワークの概要

フィールドワークは、「地域コミュニティーを鎌倉から再解」というテーマです。まちのコインの活用を通じて「地域とのつながりづくり」に関する発見をし、そのためにあったら良いサービスやモノを見つけ、翌日に発表するという流れでした。

学生たちは長谷チーム雪の下チーム大船チームと3つのチームに分かれて各エリアのスポットを訪問し、実際にチケットを使ってみながらスポットの方々にヒアリングを行いました。

長谷チーム:人とお店との共通点をつないで新しいつながりをつくる

長谷チームはNPO日本エコロジーアップサイクル協会(以下、アップサイクル協会)さんとCafe Luontoさんを訪問しました。
アップサイクル協会さんでは紙袋をつかってマスク入れを作るワークショップに参加し、Cafe Luontoさんではチケットの紹介などをしてもらいました。

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研究活動2日目 長谷地域_210322_4

それぞれのチケットは、法定通貨では得られないような付加価値を提供していて、そこに興味を持ったお客さんとお店とが共通点を見出して新しいつながりをつくるという、つながりづくりの流れを構造化していただきました。

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(長谷チームの発表資料より)

雪の下チーム:地域企業にとってのまちのコイン

雪の下チームはSUGATA株式会社さんと Maker’s Shirt 鎌倉さんを訪問しました。

SUGATA株式会社さんではお店との新しいつながりが作れるチケットのアイデア出しをし、Maker's Shirt 鎌倉さんではまちのコインでワイシャツの端切れをプレゼントされるチケットについてお話を伺いました。

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どちらも企業訪問となったため、ブランドイメージの和らげや地域の方々との繋がりがより強化された、という導入による企業側のメリットをしっかりと聞くことができました。

また、地域とのコミュニケーションを大切にしたい想いや、人々の日常をデザインしたいなど、働くことに対する価値観をそれぞれの企業がチケットに載せているという気づきもありました。

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(雪の下チーム発表資料より)

大船チーム:地域性の違いから見えたまちのコインの現状

大船チームは地域の居場所さっちゃんちさん、大衆酒場いまやさん、暮らしの発酵STOREさんを訪問しました。

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地域の居場所さっちゃんちさんでは当日開催されていたマーケットに参加し、いまやさんでは発酵料理をいただき、暮らしの発酵ストアさんでは身近でできるエコな取り組みについて話を聞きました。

大船チームは、鎌倉駅周辺とは違って大船ではまちのコインがまだ浸透していないことに気づき、大船を核とした出店側のユーザのコミュニティをつくる必要があることに着目をしました。

また、展開方法として、まちのコインありきの伝え方より、その地域ならではのつながりをつくることを目的としたブランド戦略の構築が必要であるという提言をしていただきました。

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(大船チーム発表資料より)

フィールドワークで確認できた鎌倉のつながり

フィールドワークのテーマは「地域コミュニティーを鎌倉から再解」でしたが、お店との共通点を通じたつながり企業のブランディングに共感する人が集まったつながり地域性を活かしたつながりなど、多様なつながりを発見してもらえたフィールドワークになりました。

フィールドワークのツールとしてまちのコインが活用されたのは今回がはじめてです。
一枚のチケットを通じてお店の方と学生の皆さんとがどんなつながりかたをするのかとてもワクワクしました。お店が提供したい価値や大切にしていることなど、チケットを通じてその想いを学生の皆さんがしっかりと汲み取っていただき、まちのコインメンバーも色々と学ばせていただきました!

改めて長谷部研の皆さん、今回ご協力いただいたスポットの皆さん、ありがとうございました!

これからもまちのコインの情報はFacebookページやLINEでお知らせをしていきます。
よかったら登録してみてくださいね。

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