もったいない備品やスペースを集客に活用 秋葉原ワシントンホテルが実践するサステナブルなホテル運営のヒント
こんにちは、まちのコイン運営チームのりんです。
今日はオフィスのある鎌倉から離れ、秋葉原にきています!
今日おじゃまするスポットは、「秋葉原ワシントンホテル」さん。
海鮮食べ放題の朝食ビュッフェやパンダだらけの客室ルーム、本格的鉄道ジオラマを備えた鉄道ルームなどなど、メディアでも度々取り上げられている人気のホテルです。
そんな「秋葉原ワシントンホテル」さんは、まちのコイン秋葉原のスポットとして「ホテル併設のカフェで約1000冊の漫画が読み放題」体験を提供してくださっているのですが……。
\\ みてください、この漫画の量!!! //
めっちゃたっぷり!!! しかも、フリーコーヒー付きです。
こんなお得な体験、出しちゃって本当にいいんでしょうか……? というわけで、その理由を秋葉原ワシントンホテルの塩谷 真樹子さんに直接お話を伺ってまいります!
約1000冊の漫画読み放題体験をつくった理由
――本日はよろしくお願いいたします! さっそくですが、500アキコで漫画読み放題ができる体験がとってもお得でびっくりしています……ほんとうにアキコだけでいいんですか……?
ありがとうございます! 大丈夫ですよ(笑)。
漫画はもともと宿泊プランとして使っているもので、このスペースも朝食会場として使用している場所なんです。どちらも日中は使っていなかったので、まちのコインの体験用として使用しています。
――ホテルにもともとあった“もったいない”ものをまちのコインの体験として活用しているんですね。
そうなんです。スーツケースのお預かりが多い日はスペースが埋まってしまうのでやむなくお休みしているときもありますが、ほとんど毎日実施しています。
スタッフの手間もかからない上に、今まで秋葉原ワシントンホテルに来たことがなかった人が足を運んでくれるきっかけづくりにもつながっていますよ。
――でも……本当に、本当に漫画だけ読みに来てもいいんですか? 泊まらなくても?
はい、泊まらなくても大丈夫です(笑)。
秋葉原って遊びにきたり仕事に来たりすることはあっても、都内の方が泊まりに来ることってなかなかないじゃないですか。
――たしかに……。
観光需要喚起策として都内のホテルが安く泊まれるキャンペーンが出たときも、選択肢としてあがりやすいのは高級ホテルなんです。藤田観光ホテルグループでいえば「ホテル椿山荘」が人気でした。
そんなときに思い出してもらうきっかけになればと思って、まちのコインに参加しているんです。1回来たことがあるホテルって愛着が湧くじゃないですか。
――たしかに! 何かあったときに思い出してもらうきっかけづくり、ということですね。
『漫画の読み放題体験』はアキコを「あげる」もの。そのほかにも、秋葉原ワシントンホテルでは「もらう」体験としてチェックインやサイコロの目にあわせてアキコがゲットできる体験もご用意しています。
――アキコを「あげる」「もらう」のサイクルが秋葉原ワシントンホテルで完結できるんですね。
そうなんです。その積み重ねの結果、アキコで通ってくれた方がホテルに泊まりに来てくれたり、朝食ビュッフェを食べに来てくれたりするんです。
まちのコインに参加していなかったら、このつながりは生まれなかったと思います。
――泊まる前の一歩手前のつながりをつくっているのがまちのコインなんですね。
使えるけど廃棄しなければならない備品を「もったいないマーケット」に出品
――2022年に実施したハロウィンイベントでは、GENDA GiGO Entertainmentさんと「もったいないマーケット」を開催されたそうですね。行列もできていたとか……!
そうなんです。GENDA GiGO Entertainmentさんが予言するかのように「行列ができますよ」と言っていたのですが、まさにその通りでした。
――どんな理由から今回の「もったいないマーケット」の実施に至ったのでしょうか?
じつは以前からホテルで「まだ使えるけれど、廃棄しなければならない備品」があり、どうしようかと悩んでいたんです。
そこでGENDA GiGO Entertainmentさんが「第1回もったいないマーケット」を開催されているのを見て、その手があったか!と。
出品したのは、キッチンで使用していた業務用の大きなフライパン、新品未使用のアメニティボトルやボディスポンジ、あとは大量のグラスや椅子、照明まで……。一部破損しているものですが、ホテルでお貸出ししているNゲージ車両も出品しました。
▲鉄道模型ルーム「クハネ1304」のジオラマ用に
Nゲージ車両を貸出している
ちなみにGENDA GiGO Entertainmentさんはフィギュア等のレアアイテムを持ってきてくれたんですよ。
――えっ、めちゃくちゃ良いアイテムばかりじゃないですか! これがアキコで手に入るなんてお得すぎる……。
まだまだ使える状態でも、ホテルとしては廃棄しなければならない備品がたくさんあるんです。個人的にも「もったいない!」と前から思っていて……。
今回の「もったいないハロウィン」のおかげで、もったいないものを破棄せずに済んだ上にこれまで接点がなかったお客さんを呼び込むことができて嬉しかったです。
ホテルとしてもSDGsの達成に寄与できるよう、まずは小さな「もったいない」をちょっとずつ削減できればいいなと考えています。
――以前は2000アキコでホテルの朝食ビュッフェが食べられる体験も実施したそうですね。秋葉原ワシントンホテルさんといえば朝食ビュッフェで海鮮やローストビーフが食べ放題のはず……さすがに太っ腹すぎるのでは……?
ありがとうございます! 期間限定で試しに実施してみたらあまりにも反響が大きくてびっくりしました(笑)。本当にたくさんの方が来てくれたんですよ。
それに、いろんな方がTwitterでつぶやいてくださったおかげで、より多くの方に秋葉原ワシントンホテルを知ってもらうことができて集客にもつながりました。
「ビジネスホテル=どこも同じ」のイメージを払拭
――まちのコイン秋葉原の運営を行うGENDA GiGO Entertainmentの榊さんにお話を聞いたところ、まちのコインを導入する前は秋葉原における店舗同士のつながりがほとんどなかったそうですね。
そうですね。そのなかでコロナ禍になりお客さんが減ってしまい「このままじゃまずい」と気付いたGENDA GiGO Entertainmentさんが「秋葉原を一緒に盛り上げませんか」お声がけしてくれて、私たちもスポットに登録したんです。
▼まちのコイン秋葉原の運営団体:GENDA GiGO Entertainment・榊さんのインタビューはこちら
――ちなみに、実際にほかのスポットさんとのつながりはできたのでしょうか。
以前から気になっていたお店とつながることができて、最近ようやくコラボプランを発表できました。
――もしかして、先日発表されていた新しいプランですか……?!
そうなんです! ヘア&メイク・コスプレ衣装コーディネート専門店「Milky」さんと宿泊と本格的なコスプレ体験までセットになったプランを作りました。
Milkyさんのことは前から気になっていたのですが、どうお声がけしたらいいのかわからなくて。
そんなときにアキコのスポットさんが集まる「スポットミートアップ」のときにお会いしたので、思い切って話しかけたらMilkyさんも「ぜひ一緒になにかやりましょう」と言ってくださったんです。
プロのメイクアーティストが衣装からヘアメイクまでコーディネートしてくれるので、コスプレデビューの第一歩を踏み出すお手伝いができればと思っています。
――アキコのスポットになって1年ほどですが、振り返ってみていかがですか?
すごく楽しいですよ!ビジネスホテルって、“どこも同じ”というイメージがあるじゃないですか。
だからこそ、エリア特性を活かしたり差別化を図ったりする必要があるのですが、その取り組みを知ってもらうきっかけにつながっていると思います。
――まちのコインの魅力について、一言でまとめると……?
「繋がる・広がる、新しいアイテム」です。まちのコインのおかげで、私たちが受けた恩恵は繋がったこと・広がったことだなと感じました。
――ありがとうございます! それでは最後に、まちのコインを活用して秋葉原をどんなまちにしていきたいか教えてください。
秋葉原のスポットとしては、街中をもっと楽しんでもらいたいと考えています。マニアックなコンテンツも豊富ですが、それだけじゃない魅力がたくさんあるので。
普段は秋葉原に来ない人にとっても、まちをもっと身近に感じてくれる人が増えたらうれしいですね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
とってもすてきな秋葉原ワシントンホテルさんの魅力が伝わっていたらうれしいです。朝食ビュッフェ、行きたくなりましたよね……わかります……。
秋葉原や池袋近辺に住んでいる方、通勤通学で利用される方はぜひまちのコインアプリをダウンロードしてみてください。
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