「一般から個別具体へ」の演繹法、「個別具体から一般へ」の帰納法
今回の本人訴訟の「論理学」は、推論の手法である「演繹法と帰納法」を取り上げます。
演繹法とは、観察された事柄をすでに知っているルール(一般論)に照らし合わせて、その観察された事柄がルールに整合しているかどうかで結論を導く推論の仕方です。第67回noteの三段論法も演繹法の一つで、観察された事柄が小前提(A→B)、すでに知っているルールが大前提(B→C)、そしてそこから導かれる結論(A→C)ということになります。一方、帰納法とは、いくつかの観察された事柄の共通点に着目してルー