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「#1 春の色」のこぼれ話と雑感

まちなか農園さん(仮)と、若干ディープにお付き合いさせていただくようになってから約5ヶ月。
「#1 春の音」に入り切らなかったこぼれ話や、撮影してみての私的な雑感を書いてみます。

まず、まちなか農園さんのざっくりとした概要です。
場所:神奈川県大和市(詳細は公表しません)
栽培面積:1900坪
栽培品目:果樹はブルーベリー、栗、イチジク、みかん、柿
野菜は玉ねぎ、トウモロコシ、枝豆、きゅうり、ナス、インゲン、トマト、バジル、里芋、大根、にんじん、白菜など
販売場所:直売所の他に近隣の郵便局、ゴルフ場など

「#1 春の色」では春の1ヶ月間の変化を、4月10日、4月25日、5月3日の映像を通してお伝えしています。
畑に伺うたび、スナップエンドウやそら豆がグングン伸びていって実を太らせるのを見るのは、春のパワーを感じてとても気持ちの良いものでした。

4月10日のスナップエンドウ。白い大きな花が咲いています

残念ながら撮影に不慣れなため4月10日は露出補正がマニュアルだし、4月25日は血迷って使い方の分からないHLGモードだし(カメラに興味のない方は捨て置いてください)、やっと正しげな設定ができたのが5月3日でした。
本来なら3回とも同じ設定で撮影して畑の成長をお伝えするべきなのに、これでは伝わるのは私の撮影技術の成長なのでは?
そういう側面も無きにしも非ずです。
精進します。

動画の中盤でインタビューの音声を挟んでいます。
これは、まちなか農園さんが都市農家であることや、ご夫婦で営なまれており、栽培は主にご主人のSさんが、販売を主に奥様のKさんが行っているということをお伝えするためです。
インタビュー時の1月はまだ動画の構想はなく書き起こしすることをイメージしていたため、レコーダーのひび割れた音声でお聞き苦しいかと思います。(生々しくて個人的には好きなのですが)
本来ご主人にも栽培のお話を聞くべきかと思いますが、大変お忙しい中ナゾの近隣住民の撮影にお付き合いいただくには忍びなく、奥様の多大なるご協力によってできる範囲のことをしております。
ただ、柿の摘蕾を撮影させていただけたのは本当に幸運なことでした。ありがとうございます。
春の柿林、若い葉が光に透けて、天国のようではないですか?

柿の摘蕾をしているSさん

スナップエンドウやそら豆や長ネギなどは、春になってから苗を植えたものですが、玉ねぎとニンニクに関してはすでに前年末から植えていました。
収穫は5月末です。
大きくて立派なニンニクとはいえこぶしサイズのお野菜に、そんなに長い期間が必要なんだなぁと、驚きでした。
だからあんなに味と香りが詰まっているんですね。
それに比べて、スナップエンドウのスピード感!
ひと月の間に背丈ほど大きくなっています。
育つスピードも育て方もそれぞれ。
見渡せるほどの広さの畑の中に、たくさんの個性がひしめき合っている。
それが広大な地方の農家さんとはまた違う、都市農家さんの良さのひとつだと思います。

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