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一番身近な自然としてのフルーツ狩り

暑すぎますね。
今日は2024年7月23日ですが、連日猛暑が続いており、神奈川県大和市では連日最高気温が体温を超えています。
こんな中で作業する農家の方のお体が心配です。
前回の動画の中で朝4時台から収穫の作業をされていましたが、そりゃそうしますよね。日中に収穫作業なんてできないです。

さて、5本目となる動画を公開しました。
今回は「まちなか農園」さんの観光農園としての側面を撮影しています。
家族4人でブルーベリー狩りに伺った時の映像と、イチジクの成長、そして奥様Kさんが畑の今後について少しお話ししてくださっています。

もともとブドウを栽培していたそうですが、台風でたくさんやられてしまってから、その場所や支柱を利用して栽培を始めたのがイチジクとブルーベリーです。
ブルーベリーに関しては地域の人が楽しんで収穫してくれるので、負担が軽くなったこともあり、だいぶ木を増やしたそうです。
品種によって収穫時期もずれるので、6月から8月まで長い期間楽しむことができます。
朝8時に伺った時はもう既に気温はだいぶ高くなっていましたが、ブルーベリーの木陰のおかげで子どもたちの身長なら日影で収穫することができました。
子どもの目線にしゃがんで見渡してみると、そこは小さな森のようでした。たくさんの黒い実が太陽に照らされて本当に美しいのです。
畑は人の手によって作られているもので、自然とは呼べないかもしれませんが、子どもの目にはそうは映らないのではないでしょうか。

食べごろを色で教えてくれるなんて、フルーツって本当に天才

小規模な都市農家さんでは高齢のご夫婦、もしくはおひとりだけで営まれているケースは多いと思います。
そういった場所では収穫の手間を少しでも軽くするために、地の利を生かして観光農園として地域の人に開放することは有効なことだと思います。
利用者側は収穫を手間ではなく非日常のレジャーとして楽しみつつ、新鮮な果物をいただけます。
「まちなか農園」さんでは奥様がコミュニケーション上手な方なので、お客さんの要望を聞きながら工夫してイベントを立てています。
ブルーベリーを採る時に小さな子には台がいるか、バケツで採るより1人ひとつ紙コップがあった方がいいか、など気を利かせながら采配してくださいます。
でもそういったことが誰にでもできるわけではないと思います。
もしかしたら運営システムを外部で担って、農家さんは農作業に集中できるような、お客さんと農家さんを繋ぐサポート役があってもいいのかもしれない。
そんなことをふと思いました。

みんなで分け合ってコップをいっぱいに

些細なきっかけから関わりを持たせていただいた「まちの中の農家」さんですが、もし「この場所で農地を残したいけど収益が得難いから継続できない」などの理由で断念せざるを得ない方がいたら、町に住む者としてとても残念な気持ちになります。
Kさんのお話の断片を聞くだに、市街地の農家の存続というのは一般人が思うより難しいのだと知るようになりました。
自分に何かできることとはないかと思う気持ちと、踏み込んでいいことではないような気持ちの葛藤があります。
とりあえず一年間、撮影を続けてみたいと思います。


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