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Web制作の料金は依頼する会社や人によってなぜこんなにも違うのか?

Web制作の料金をウェブで検索してみると、高かったり、安かったりと様々な料金が掲載されており、雲泥の差があるといっても過言ではありません。

今回はそんな料金の違いについてお話ししていきます。

中間マージン

Webサイトに必要なコンテンツにフォーカスして料金を考えていきましょう。

例えばこのコンテンツ(1ページに掲載する内容)一つとっても誰にどこまで依頼するかによって料金に開きが出ます。

あなたがコンテンツの作成代行をWeb制作会社のA社にお願いする場合と、クラウドソーシングサービスで探したライターのBさんにお願いする場合を考えてみましょう。

Web制作会社のA社に依頼する場合、【発注者】→【営業担当】→【ディレクター】→【ライター】といった感じで、制作会社が間を取り持ちディレクションだったり、品質チェックだったり、編集だったりを行います。

これに比べ、ライターのBさんに直接依頼する場合では、【発注者】→【ライター】といった感じのフローとなるため当たり前ですが、中間マージンはかかりません。

しかしその代わり発注者は、良いライターさんを探す手間、記事の構成決め、納品物のチェック、サイトへの投稿、公開後の分析などを行う必要があるでしょう。

こうした中間マージン的な流れを農業に例えると分かりやすいかもです。

農家の場合、【農家】→【農協】→【卸業者】→【仲買業者】→【小売店】→【消費者】といった感じで農家が育てた作物が消費者に渡るまで、様々な中間業者が介入していることは多くの人が理解していることです。(Webコンテンツの場合、流石にここまで中間業者が入ることはまずないですが)

制作会社の規模や方針

次に制作会社の規模や方針が料金の違いに関わってきます。

制作会社の規模が大きければ大きいほど、そこには人件費や家賃等のコストが必要となりますので、当然単価は上がります。

ひとつのコンテンツに対して、提案、設計、原稿作成、原稿チェック、編集、画像選定、投稿・公開、分析などトータルで依頼するような場合、たった1記事であっても10万円ほどする場合もあります。

もうひとつ大企業からの仕事しか請けないといったポリシーを持つ制作会社もあります。(そういった制作会社では当然単価は高くなります。)

価格設定がよく分かっていないケース

次に価格設定がよく分かっていないケースというのもあるでしょう。

このケースでは、駆け出しのフリーランスや制作会社などに多く見受けられます。

お客様に提供する価値を数値化できていないことが多く、イコールそれは自分の価値を深く考えていない証拠でもあるため、安易に安い業者などに仕事を依頼するのは、個人的には危ない行為だと考えています。

発注者は安くて良いものであることが一番望むことだとは思いますが、安さだけを見て発注してしまうとその発注したことが全て無駄になる可能性も高いことを心得ておく必要があるでしょう。

例えば、

・納品されたものの品質が非常に低くて使い物にならなかった。
・コミュニケーションスキルが著しく低く、意思疎通ができない人だった。

などあるあるな失敗です。

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