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コロナ下で小児科受診に迷っている人がいたら、自宅からできるオンライン診療をオススメしたい

新型コロナウイルスが流行しだしてからは特に、息子のちょっと気になることで小児科受診をするか、神経質に考えるようになってしまいました。気にはなるけど、この状況で病院に行きたくない…なんて思ってしまい。。

これから風邪も引きやすくなり、悩むことも増える気がするので、同じように迷っている人がいたらと思い、少し前に受けてみたオンライン診療のオススメをしたいと思います。

自宅から相談できるオンライン診療

私がお世話になったのは、マーガレットこどもクリニックという小児科さんです。

新型コロナウイルスで世の中がざわつき始めた頃、情報を調べるうちにこの記事を見つけて、この先生好きだなと思っていたんです。

オンライン診療をしていると知ったので、少し気になっていた息子のことで相談してみました。
明確な病気や不調ではなさそうだけど、日常生活で少し困っていそうなことがあり(いつも大泣き)、それだけで通院するのも迷われたので、オンライン受診がちょうど良いなと。

申し込みもWEBで完結

こちらの病院は、zoomかFacetimeのどちらかの利用を選択できて、事前に受付システムに保険証や医療証、申込者の本人確認書類をアップロードして申し込みします(Web申し込みする前に写真を取っておくとスムーズだと良いました)。

私はzoomを選んだので、登録したメールアドレス宛にミーティングURLが送られてきて、そこからつないで先生とお話しました。

普段と変わらず相談できた

インターネット環境がきちんとしている場所で話せば、音声や画像が止まることもなく、対面で話しているのとほぼ同じ感覚で話すことができます。

1回目の相談は家からPCで、薬を再処方してもらうべく2回目は、お迎え後に保育園のそばからスマホで話しました。終了時間が少し早い病院なのですが、オンラインならお迎え直後に駆け込めます(笑)

・確かに困っているようなので、少しお薬を飲むと良さそう
・処方薬の服薬回数の調整のしかた
・どのくらいの期間、服薬する可能性があるのかの見通し
・ある程度まとまった期間服薬しても大丈夫なのか
・お薬の卒業はどう判断すれば良いのか

薬を飲むということで、あれこれ質問したけれど、全てにとても丁寧に答えてもらえました。それだけでも十分心強かったけれど、一番「あ、この先生ステキだ...!」と思ったのは、服薬のやめどきの判断の仕方。

熱が下がるとか、プツプツがなくなるとか、明確に治ったとわかる困りごとではなかったので、なにを基準に薬をやめる判断をすればいいですか?と聞いたら、「本人が泣かないようになったら、お薬はやめていいですよ」と言われました。


当然といえば当然なのかもしれないけれど、目に見える症状にばかり意識や心配が向いていたので、「そうか、本人が辛くなくなるのがゴールなのか」と改めて気づかされました。

通話時間自体は5分弱だったと思いますが、こちらの質問や心配を的確に汲み取ってお話してもらえたからか、たくさん話を聞いてもらえたような気がしました。

短い時間で、不安もすっかり解消してもらえて、受診して本当に良かったと思いました。(実際、服薬が有効な状況だったので、受診すべきでした...躊躇してごめんね息子よ)

急ぎの場合は、処方箋も近くの薬局にFAXしてもらえる

処方箋は郵送で送ってもらえるようですが、この時はすぐ服薬した方がいいねということで、自宅の近くの薬局に処方箋をFAXしてもらえました。私は直接薬局に行くだけでOKです。

ところが、私が最初に指定した薬局に処方薬がないと病院から連絡があり、近くの別の薬局をお伝えして薬の有無を確認してもらい、何度かやりとりしてもらって取りに行くということがありました。

やはりこの対応、病院側はとても大変なようです。

加えて、処方箋の発行が地味に大変。リアル診療なら窓口で渡しておしまいですが、オンライン診療では場合によって患者さんの指定する薬局にFAXを送信します。非常に細かい話ですが、その際に薬局に事前に電話する必要もありますし、なんなら、その薬局が休みだったり処方薬が置いてないこともあります。そうなるとまた薬局探しからです。ぴえん。

もしこれが対面診療だった場合、息子を抱っこしながら処方箋を握りしめ、いくつもの薬局を彷徨っていたのは私だったのかと思うと、申し訳なかったと思う一方で本当にありがたいです。

そしてこの記事によると、オンライン診療は対面より診療報酬が安いらしいです。患者側も慣れてなくてオペレーション負荷も高いだろうし、予約システムも導入して、処方箋発行も大変で...。

それでも強い思いを持ってオンライン診療をやってくれている。記事を読みながら、「そうだったのか...なんて大変なんだ、でもなんて素敵な人たちなんだ...!」と思い、いっそうこの病院が好きになりました。

オンライン診療、いいよ

ということで、オンライン診療が良かったので、もし気になることがある人は試してみてはどうでしょう?という話でした。

もちろんオンラインでは診られないケースもありますが、マーガレットこどもクリニックさんの場合は、事前のWeb問診でオンラインOKかどうかわかります。

こちらの小児科さんは、オンライン診療にシステム利用料が800円かかり、申し込み時に登録するクレジットカードに請求されます。

・・・

最後に:小児科もコロナの煽りを受けて大変みたい

最後に、話は少し変わりますが、いま多くの小児科が経営難に陥っているそうです。私のように受診控えの動きが多いとのこと。

飲食店の深刻なダメージについては、報道や日常生活で気づいていたけれど、病院も同じだということに思い至っていませんでした。

病院が特殊なのは「みんな来てね!」と言うのも変なこと。もちろん、小児科の先生たちもそう言っているわけじゃありません。ただ、経営が成り立たなくなる可能性があるというのも事実で、それは子どもを持つ家庭にとってもピンチだと思います。

どんなけマーガレットこどもクリニックさんが好きなのと言われそうですが、この先生の記事も、ぜひ読んでもらいたいです。

change.orgでも、小児科への財政支援を求める署名活動が行われているようです。

気になることはあるけれども、受診を諦めている人がいて、それが結果的に小児科の経営難にもつながっているというのは、みんなが困っている状態だと思います。

でも、ホントは気になっていることがあるのなら、お医者さんに相談できた方が安心できますよね。

なので、「受診する?しない?」で迷っている人がもしいたら、「オンライン診療」という第3の道をオススメしたいなと思います。

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