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合同会社まちみらい_公式note開設_代表社員の経歴について

合同会社まちみらいの寺沢です。
2021年4月に、合同会社まちみらいを本格始動させ、約2ヶ月となります。
これから、情報発信も含めて活動を多角的に展開していくため、noteもはじめることとしました。
今回は、初回なので自分の経歴と立場を変えてきた想いについて書いていきたいと思います。

●流山市役所時代

流山市役所で公務員として15年間勤務し、建築営繕・建築指導、企画部門(総合計画・自治基本条例・PFI)、教育委員会(学校施設の耐震・大規模改修)、都市計画(駅自由通路の建設)と10年間で渡り歩き、管財部門で公共施設マネジメントを5年間担当しました。
最後の2年間は財産活用課内にファシリティマネジメント推進室が創設されたことに伴い、初代室長として「2つのPPP(Public Private Partnership_官民連携、Public Public PartnershiP_自治体関連系)」を掲げ、デザインビルド型小規模バルクESCO、包括施設管理業務、学校空調整備、有料広告、サウンディング、随意契約保証型の民間提案制度などのプロジェクトを中心に実施し、公共施設等総合管理計画や学校施設の個別施設計画の策定などにも関わりました。

【流山市_ファシリティマネジメント】
https://www.city.nagareyama.chiba.jp/information/1006912/1006966/index.html

●日本PFI・PPP協会時代

退職後、特定非営利活動法人日本PFI・PPP協会で5年間、業務部長として常総市・南城市・姫路市・市原市・石川町・小川町等の公共施設マネジメント・PPP/PFIのアドバイザー、湖西市・鴻巣市の包括施設管理業務の公募関連資料作成、廿日市市の宮島地区インフラ包括の公募関連資料作成、高知市の桂浜公園・美浜町のきいぱす周辺の活性化に関する方針検討などのプロジェクトを支援してきました。
また、静岡市の清水区庁舎の検討委員会・富山市のPPP手法導入検討委員会等の委員なども務めさせていただきました。
PPP/PFIの普及啓発が、日本PFI・PPP協会のミッションですので、こうした実践的な活動を中心としながら、47都道府県で延べ約340回(参加者数延べ約27,000人)の講演も行ってきました。

【特定非営利活動法人日本PFI・PPP協会】
https://www.pfikyokai.or.jp

●合同会社まちみらい

2021年4月からは独立して、合同会社まちみらいの代表社員となりました。
弊社ではホームページでも明記していますが「現場重視・実践至上主義」を掲げ、プロジェクトベースでいろんなプロジェクトを展開していきます。
まだ始動して間もないわけですが、既に業務委託等の契約をしていただいた自治体・民間企業や現在契約に向けた準備をしていただいている方々、セミナー等でのお仕事をくださった方々には感謝しかありません。
自分・自社と全国のまちの可能性を信じて、幅広く活動していきたいと考えていますので、ぜひ、お気軽にお問い合わせやご依頼をいただければと思います。

【合同会社まちみらい】
https://machimirai.biz

●補足_立場を変えてきた理由

流山市でファシリティマネジメント・公共施設マネジメントに取り組んでいた当時、周囲の理解と協力やたまたま運が良かったことも重なって、公務員とは思えないくらい自由にいろんなプロジェクトをやらせてもらいました。もちろんうまくいかないことも多数ありましたが、第7回JFMA賞奨励賞、第2回プラチナ大賞審査員特別賞などもいただくことができました。

【第7回JFMA賞】
http://www.jfma.or.jp/award/07/index.html
【第2回プラチナ大賞】
https://platinum-network.jp/pt-taishou2014/ceremony.html

そのようななかでファシリティマネジメント関連の視察も約120件、セミナーや他自治体での事例発表も約100件と、外の世界に触れる機会も多くなりました。しかし、職員研修やセミナー等で熱が共有できても、それを三次元のまちに還元するためには、そのまちの職員やそのまちに関わる民間企業の方々が自分たちで手を動かさなければまちは変わりませんし、熱もあっという間に冷めてしまいます。
流山市の職員である以上、別のまちに必要以上に肩入れすることもできませんし、自分のまちでも課題が山積しているなかでは、やはり自分のまちをなんとかすることが至上命題でした。
一方で、全国のいろんなまちで話して帰るだけではなく、そのまちの方々と寝食をともにしながらプロジェクトを構築していけたら、いろんなまちがもっと楽しくなるのではないか。それがビジネスとして成立するなら最高に楽しい人生になるだろうという想いが募り、流山市役所を離れることを決断しました。(←98%はこの前向きな理由なのですが、2%はここでは書けないネガティブ要素w)
いろんな方々に迷惑をかけながらも、少しずつまちに貢献できるように育てていただいた流山市に恩返しをしなければいけない番になっていたんだと思いますが、やはりたった一度の人生、自分の想いには正直になろうと思ったわけです。

そして、こうした想いで日本PFI・PPP協会に活動の場を移したわけですが、ふたつ返事でこんな自分を拾っていただき自由に活動させてくれた植田会長、様々な面でサポートしていただいた事務局のスタッフの方々のおかげで、5年間、本当に一度も嫌な思いをすることなく多様な活動をさせていただきました。
これからも協会の一員としてやっていこうと思っていたのですが、新型コロナウイルスにより、根本的に「変わる」ことが必要となりました。自分もいろんな場面で「生き残るためには変わるしかない!」と話すようになっていましたが、自分自身が経済的・ポジション的に非常に守られた環境にあることも一方で事実でした。
これでは説得力が全くないわけです。
また、コロナでいろんな仕事が延期・中止になったり、行きたいまちに行けない、会いたい人に会えないといったネガティブな要素が多発しましたが、オンラインの普及でなかなか会えなかった方々、つながりたかったけど接点が見つけられなかった方々ともつながりを広く持てるようになりました。厳しい環境の中で、そのような方々が何を考え、どう生きているのかに触れるうちに、自分も甘えている場合ではない。今変われなかったら、コロナ時代で自分の存在価値はあるのだろうか?と感じるようになり、やはりリスクを負って独立し、自分とまちの関係を考え直す必要があるだろうとなったわけです。

超長くなってしまいましたが、自分のことはこのくらいにして、次回からは事例等も含めて紹介していきたいと思います。

【出版案内】

「PPP/PFIに取り組むときに最初に読む本」(学陽書房)が2021年6月18日に出版予定です。自分自身、初の単著でこれまでの経験をもとにリアルな内容で構成しています。
ぜひお買い求めください。
(学陽書房_PPP/PFIに取り組むときに最初に読む本)
http://www.gakuyo.co.jp/book/b575172.html

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