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議会の一般質問で参考図書としてご利用いただきました

議会でも議論の参考図書としてご利用いただきました

宮城県柴田町の2021年9月議会の一般質問で、弊社代表社員の寺沢の拙著「PPP/PFIに取り組むときに最初に読む本」(学陽書房)を参考資料として取り上げていただきました。

2016年に柴田町で開催されたとうほくPPP・PFI協会主催のセミナーに登壇させていただき、それ以降、この議員さん(も含めて柴田町の複数の議員の方々)は寺沢が出講するセミナーにご参加いただいています。

今回の一般質問では町が検討している総合体育館をベースにしたものですが、このように「まちの未来をかけるプロジェクト」の検討で、しかも執行機関たる行政と意思決定機関たる議会のディスカッションの場でご活用いただけるのは、大変嬉しいですね。

一般質問

以下、一般質問の通告書の内容を引用します。

4.町の生き残りをかけてPPP/PFI事業を考えるべきでは
(仮称)柴田町総合体育館建設について、PPP手法の可能性調査が開始されている。以前、議会においてPPP手法を提案した者として、よりよいPPP導入となるよう願っている。今回の質問に当たって私が参考としたのは、寺沢弘樹著『PPP/PFIに取り組むときに最初に読む本』(学陽書房)である。寺沢氏は、2016年に柴田町で開催された東北PPP・PFI協会主催の公民連携の研修会で講師を務めておられる。ぜひ参考にしていただきたい。
最初に、滝口町長はPPP/PFI導入について以前から否定的な考えを持っておられたが、総合体育館建設に当たりPPP手法を検討することに至った心の変化について伺いたい。今まで否定していた考えを変えるきっかけは何だったのか、PPP手法に何を期待しているのかについて説明いただきたい。
PPP/PFIは、すべての課題を解決してくれる魔法の手法ではない、ということを肝に銘じておくべきである。持続可能な町として、今後、柴田町が生き残るために、PPP/PFIの導入には覚悟を決めて取り組むべきである。総合体育館建設にPPP/PFIを導入するのであれば、体育館のビジョンから見直す必要がある。何をしたいのか、どんな未来を実現させたいのかを、もう一度考えるべきである。平成31年2月に策定した基本設計にこだわっていては、官民連携を取り入れる意味はなくなると考える。
PPP/PFIに対する町の考えを伺う。
1)PPP/PFI事業に否定的だった滝口町長が、PPP手法を検討するまでに至った心の変化と、町長と職員の間でどのような議論がなされたのかについて伺う。
2)(仮称)柴田町総合体育館建設のビジョンは。
3)8月19 日の第2回(仮称)柴田町総合体育館建設検討委員会では、委員からどのような意見が出されたのか。
4)新型コロナウイルス感染症拡大により、今後は国・地方自治体とも財政状況がさらに厳しくなる。体育館は規模を縮小し建設費の抑制を図るべきでは。
5)今後、町が生き残る手段としてPPP/PFI事業を考えているか。

【柴田町_2021年9月議会一般質問通告書】

柴田町の「生き方」の選択を期待しています

通告書では、拙著の重要なポイントをベースに本質的なディスカッションを求められています。

どのような方向に進むのか、どのような選択がされるのか、もちろん、「そのまちの生き方」なので、こちらから「こうすべきだ」ということはありませんが、徹底的にディスカッションをして柴田町らしい生き方を選択していただければと思いますし、その一助に拙著がなれていたらこんなに嬉しいことはありません。

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