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秘湯と気功でつづる七十二候|禾乃登 (こくものすなわちみのる) 9/2-9/6頃

稲などの穀物が実り始める頃となりました。「禾」は稲穂が実ったところを表した象形文字。「禾」は「いね」や「のぎ」とも読み、稲・麦・稗・粟などの穀物を総称した言葉です。稲穂が頭を垂れるといよいよ刈入れ間近ですが、この時期は台風が多く、各地では風をおさめ、豊作を祈る風鎮祭が行われます。

収穫の秋ですね。
ここ魚沼も、稲穂が実っています。
いよいよ新米の季節です。
あーー。待ち遠しいーーー!

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新潟のお米は
本当に美味しいんです。
その中でも忘れられないのが、
駒の湯に嫁いできた時、
義父が炊いてくれた
「はざ掛け米」の美味しさ!

ちなみに「はざ掛け」とは
刈り取った稲を逆さにして天日乾燥する
昔ながらの乾燥法です。

世の中にこれほど美味しいお米があるのか!
と思うぐらい、甘くて美味しいです。
おかずと食べるのももったいないぐらい。

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私はお米と塩さえあれば
生きていける、というタイプの人間です。
お米派とパン派があるといいますが、
私は断然お米派ですね。

気功で、このお米にあたるのが
「自発動」と「瓢箪(ひょうたん)気功」
ですね。

私はこの「自発動」と「瓢箪気功」がなくなったら
生きていけません。
そのぐらい大切な気功です。

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毎朝1時間、
自分ひとりで自発動を行います。
自発動は、意識をなくして行うので
自分ひとりでないとだめなのです。

ずーっと瓢箪気功をしています。
歩きながらも、
寝ころびながらも、
車を運転しながらも、
いつでもずーっと。

瓢箪気功

基本の瓢箪気功は
座禅を組み、
男性は右手、女性は左手を下にして
両手を胸の中丹田で重ねて行います。

瓢箪 逆さ

息を吸い
ちょうど瓢箪を逆さまにしたように
胸を大きく膨らませます。

そのまま息を止めたまま、
両手で胸をぐっと押しながら、
吸った息をどーんと
お腹に、下丹田に落とします。

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この時、瓢箪のように
お腹を膨らませます。
ずっと息は止めたままです。

そして息が苦しくなる前に
お腹を凹ませながら
鼻からゆっくり息を吐き出します。

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これが基本なのですが、
私は、この瓢箪気功の呼吸法を
いつでもどこでもやっているのです。

というのも、
私は病気ばかりしてきたので
いたるところが詰まっているのです。
そして特に首、肩から上が詰まっているのです。

中医学でいう瘀血(おけつ)です。

だから上半身、
特に頭部の気・血の流れが悪く
いつも気が上に上がっていて
常に頭痛やめまいが起こるのです。

その時、瓢箪気功で
ぐっと気を下丹田の降ろすと
気・血がすーっと流れ
頭痛やめまいが楽になるのです。

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お米と気功。
どちらも私にとって欠かせない
毎日私を生かしてくれている
命の元です。

しかし。
はざ掛け米。
昨年、何とか手に入れることができ
炊いてみたのですが、
本当に、本当に美味しくて美味しくて、
もったいなくて、もったいなくて。

まだ残っています。

古米になってしまうじゃないかーーー!

秘湯と気功に感謝を込めて。