令和4年6月代表質問しました!~福祉編~

こんにちは、神薗まちこです。
今回、代表質問に立ちました。この質問は、この3年間にさまざまな課題提起いただいたお声や一緒に活動をしてきたトライアルからまとめたものです。8テーマあり、長いので何回かに分けて書いています。

5テーマ目は、福祉について質問しました。

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大項目5点目は福祉について、2点の質問です。

1点目は、重層的支援体制整備事業におけるネットワーク作りについてです。今年度は地域福祉コーディネーター4名を配置し、施策の検討や体制整備が始まりました。その中で、それぞれの対象者の相性に合う地域の居場所づくりが重要と考えます。子どもテーブルや認知症オレンジカフェ等、区内に様々な居場所が点在しています。まずは、居場所支援団体の方々に、事業の目的や方向性をご理解いただき、区の福祉関連部署の担当者と顔が見える関係性構築が重要と思います。さらには、団体同士のネットワークも強化し、学び合う場をつくることも重要と考えますが、区長の所見をお伺いします。


こちらに関しては、早速7月下旬にネットワーク会議が企画されたのですが、コロナ禍もあり中止。あらためて、8月末の開催となりました。(私も子育て支援団体代表として、渋谷papamamaマルシェで参加)


 
2点目は、分身ロボットをいかした就労支援についてです。
渋谷区ではハートバレーしぶや等を中心に、積極的な障がい者雇用に取り組んでいます。しかしながら、肢体不自由者の就労支援はまだ難しく、文部科学省の特別支援教育学校卒業生のデータを見ると、就職者全体6,760名中、111名で1.6%と他の障がい者と比較して低い状況です。また、難病患者の就労支援も大きな課題としてあると伺っています。
そういった課題を解決するため、分身ロボットOriHimeが活用できるのではないか、という提案です。分身ロボットOriHimeは、カメラやマイク、スピーカーがロボット内に内蔵され、遠隔操作することで、例えば他者との会話や接客など様々な社会的活動が可能になり、自宅や病院にいながら社会参加することができます。既に、神奈川県の県庁などの福祉ショップでの接客や、群馬県の県庁32階のカフェでスタッフとして注文や受付業務を行っています。
本区でも、例えば神宮前6丁目の商業施設に移転予定のシブヤフォントの売り場や、2024年度に開設予定の神宮前3丁目の重症心身障がい者施設内のカフェ、区役所の店舗あるいは出張所の受付などで、分身ロボットをいかした就労支援が行えないでしょうか?区長の見解をお伺いします。

令和6年度に完成予定の神宮前3丁目の障がい者施設(重症心身障がい者用)にて検討するという、かなり前向きな回答をいただきました。楽しみです。

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