子どもも大人も育ち合う「共育」で切り拓くシブヤの未来②
こんにちは。神薗まちこ(かみぞのまちこ)です。
渋谷という街に今住んでいますが、そこに秘められた可能性に魅せられ、この地域に関わる大人たちを巻き込みながら、子どもたちの可能性を最大化できる「共育」の街が創れるんじゃないか?そんな夢を追いかけたいという思いでいます。
子どもも大人も育ち合う「共育」で切り拓くシブヤの未来①の続きです。
「お母さんの夢なあに?」という娘の一言が、私の心に火をつけました。
娘に「夢なあに?」と聞いた時、彼女は「アイドル!」だの「プリキュア!」だの答えていました。
そして返ってきた問いが、「お母さんの夢なあに?」でした。
ああ、子どもに夢問いかけるなら、大人も夢持って生きなきゃなとハッとさせられたんですね。
それをきっかけし、ずっと持っていた「幼児期~小学生へ地域を絡めてアプローチできないか?」という想いがむくむくとわいてきました。
確かに今、私は仕事でやっていることに対して、
とても意義を感じているし、充実感を持っている。
でも「夢は?」と聞かれたときに、やっぱり心に引っかかっていた「幼児期~小学生に対して、地域を絡めて何とかしたい」という想いにたどり着きました。
実際、自分がいざ子どもを産んでみたら、想像以上に「孤育て」でした。
私は鹿児島出身で、近くに親はいませんから頼れません。
DINKS時代、家は帰って寝る場所でしたので、近所づきあいもありませんでした。
そもそも渋谷に「地域ってあるんだろうか?」って思っていました。
ずっと子どもとだけ向き合って、1日が過ぎていきます。
これか・・・孤立の孤育て。
そんな中で、私は幸運にも同世代の子どもを持ったママたちとつながることができ、
一緒に孤立した「孤育て」環境を変えていくイベントやりたいよね!ということになり、
0-3歳の子育てのご家庭をを対象としたイベント渋谷papamamaマルシェを立ち上げました。
区の子ども家庭部が後援につき、
渋谷で子育て支援をやっている団体の方々に協力してもらって、
自分の子育てにあったサポーターを見つけられる場を作りました。
また、先輩や同世代パパママとつながれる参加型の語り場も企画しました。
世代のつながり、地域のつながりを作ることでたくさんの発見がありました。
そして、3年間で1,200人の親子との出会いもあり、
こういった場やつながりが渋谷でも必要とされているのだと実感しました。
孤立の「孤育て」を解消していくためには、世代や立場を超えた地域のサポートが必要です。
行政機関のサポートだけでなくて、Children Friendlyな街の空気も大事で、
「街の子どもとして、共に育てていこう」という感覚が大事だと感じました。
そして、実は子どもをサポートしていると、
周辺にいる私たち大人もたくさんの学びや気づきがあります。
だから、渋谷papamamaマルシェのテーマは、「こそだて、わたしそだて、まちそだて」なんです。
たくさんの大人が子育てに関わり、子どもも育ち、大人も育ち、街も育つなということを、まさに体感している真っ最中です。
地域での「共育」するということが、
私の大きなテーマ、人生の夢となっていきました。(続く)
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