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社内の委員会活動でスクラムやってみませんか?~実践例(体制・イベント編)~

以前、「社内の委員会活動でスクラムやってみませんか?」という記事を書きました。

社内で具体的にどういう感じでやっているか教えてほしい、という声があったので、私が所属している委員会を例に、自分の感想も含めながらご紹介したいと思います。

※委員会の呼び方は組織ごとに違うと思いますが、ここでは「プロジェクト以外の社内活動」と思っていただければ大丈夫です。

スクラムチーム

まずはチームの体制についてです。以下の通りの役割分担で進めています。

  • 開発者|メンバー全員

  • プロダクトオーナー|メンバー全員

  • スクラムマスター|メンバー全員

みんながすべての役割を担っています!
理由は、原則は業務優先でありその時々でメンバーの活動できる時間が異なるため、誰かが役割を専任する形ではなく、みんなが開発者であり、プロダクトオーナーであり、スクラムマスターくらいがいいよね、ということでこうなっています。

実際、この考え方がチームに浸透すれば活動が停滞しない(誰かがいなくても活動できる)し、やらされている感もなく楽しく活動することができると思います。

スクラムイベント

次にスクラムイベントについてです。
約1年間の活動でカイゼンを重ねた結果、現在は以下の形になっています。

スプリント|1週間

私たちの委員会は毎月の定期作業や臨時作業があるので1週間単位にしています。(たぶん普通の委員会より活動頻度は高め。)
活動頻度に合わせて、成果を上げるのに十分かつ何度も繰り返すことを前提として長すぎない期間に設定するのがいいと思います。

プランニング|毎週月曜(30m)

メンバー全員でそのスプリントで実施する作業の計画を立てます。
スプリントが1週間単位なので、キリよく週のはじめにプランニングをするようにしています。
最初はレトロスペクティブと合わせて1hとしていましたが、しっかりふりかえりすると時間が足りない!という結論に至り、プランニングとレトロスペクティブ分けて実施するようにしています。ふりかえり大事。

デイリースクラム|毎日(15m)

昨日やったこと、今日やること、気になっていること(相談事項)などを報告します。
各自の業務に支障がないように、なるべく15分以内で終えるように心がけています。

レトロスペクティブ|毎週金曜(1h)

スプリントの終わりにふりかえりを行います。
ふりかえり手法によってやり方は様々ですが、この時間ではざっくり、よかったこと(続けたいこと)、カイゼンしたいこと、次のスプリントでどうするかを話し合います。
自分たちの活動を最適化していくための時間なのでしっかり1時間とって話し合いをしています。

私たちの委員会ではメンバー全員でファシリテータ役を持ち回っていろいろなふりかえり手法を試していますが、ファシリテータの経験や、よさげなふりかえり手法は業務に持ち帰っても役に立つので結構おすすめです。

これらのスクラムイベントをどのように運用しているのかは、別の記事の中で紹介したいと思います。

スクラムボード

スクラムの運用にはmiroを利用しています。
miroはオンラインのホワイトボードツールで、活動形態に合わせてスクラムボードを自由自在にカスタマイズできるのが大きな利点です。
↓は私たちの委員会で実際に使用しているスクラムボードです。

全体図(使用用途ごとにざっくり色分けしてみました)

赤で囲った部分:デイリースクラムで使用
緑で囲った部分:プランニングで使用
青で囲った部分:レトロスペクティブで使用

スクラムボードの詳細は別の記事でまとめようと思います。

おわりに

今回は実践編ということでチームの体制やスクラムイベントなど、スクラムの枠組みの部分について書いてみました。
各スクラムイベントを具体的にどのように進めているかはまた別の記事でご紹介していきたいと思います。

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