そもそも涙は脆さなのか?
わたしは涙腺が弱い。
弱いなんて言葉では足りないぐらい弱い。はちゃめちゃに弱い。
20歳を越えたか越えないかぐらいで急激に弱くなった。すぐ泣く。
最近はそこそこ落ち着いてきたものの、まだまだ人と比べると圧倒的に弱い。たぶん、涙を塞き止めている堤防が、平均の3分の1ぐらいしかない。ほんとにすぐ泣く。
あんまりにも泣くので、職場にもわたしが泣き虫なことはばれている。このあたりは正直自分でも書きながらどうなんだと思う。
わたしが泣くときのパターンは大きく3つ。
1つめは、感動したとき。最後に思いが報われるとか、苦難を超えて願いが成就するとか、そんな展開に弱い。まぁでも、これはわたしの中では割と耐えられるほうに分類される。ぐっと堪えることが可能な涙のタイプである。
2つめは、くやしいとき。自分の力不足だと思った瞬間に涙がこみ上げる。自分に対して期待をしすぎなのかもしれない。できない自分を目の当たりにすると水準に達しない自分が嫌でしかたがなくなる。このパターンの涙は、まぁなかなかこらえられない。
そして厄介な3つめは、自分がほめられたとき。これは本当に自己肯定感の低さを感じざるを得ない泣き方なのだが、自分の能力とか頑張りを認められた瞬間に泣く。毎日自分に自信を持てないで仕事をしているので、それでいいよ~とか頑張っているよ~とか言われた瞬間に泣く。そしてこのパターンが一番こらえられない涙である。言葉の受容から涙腺崩壊までがマッハ。書きながら言うのはなんだけどほんとにめんどくさいやつだな。
どうしたら泣かずにすむんだろう。というのが、ここ数年のわたしの切実な悩みである。こんなに涙腺が弱いのは、わたしだけなんだろうか。みんなどうやって社会生活を送っているんだろう。わからん。
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