仲間に恵まれる町医者。

町医者です。

かつての仲間たちが作ってくれた、亡き祖母の聞き書き本を久々に読んで軽く泣きました。
まさに、そこに、ばあちゃんがいるようで、ばあちゃんとスタッフが楽しそうに語り合っている姿もリアルに想像して。
こんな最高の本を作ってくれた仲間たちに、あらためて感謝しています。

話は変わって、ぼくの、かけがえのない仲間の自慢をさせてください。

ある患者さんが先日お亡くなりになりました。
そのお嫁さんが、葬儀一切を取り仕切ることになったのです。
事情は書きませんが、葬儀がなかなかの大事業だったんです。

そこで、そのお嫁さんをお母さんのように慕ううちのスタッフが、一部を手伝うことに。
以前の投稿同様に、「なぜ、そこまで」というレベルなのですが、スタッフからすると、実に当たり前で、当然必要だから手伝ったんだと思うのです。
死んだら関わりは終わりではなくて、死してなお物語は続きます。
診療所だから、医療者だから、事務だから、そういう言い分は、物語の中では確かに意義はあるかもしれないですが、必ずしもブレーキにしなくてもいいはず。

死んだけど、診療所だけど、医療者だけど、事務だけど、母のように慕うあなたのために最善を尽くしますね。
そういう物語もまた悪くないと思いませんか!

とはいえ、決して、簡単なことではなかったはず。
親戚だらけの中に、いくら診療所として関わったと言っても、基本的には全くの他人ですからね。
その中で、しっかりとお勤めを果たしたうちのスタッフは、ぼくにとって自慢以上のことですよ。
すごいし、立派。
ぼくには真似できません。

全くもって、仲間に恵まれた町医者ですよ。
奇跡的な男です。

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