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嫌われ者な町医者

一昨日の夢に、忠三さん現る。


ベッドで寝たきりだったのに、パッと元気になって、もうピンピンになって、肩くんで喜び合って、泣きながら語って。というところで、涙で目が冷めました。そしたらリアルにも涙が出ていて。


夢占いとかぼくは詳しくないですし、興味もないので、深くは考えません。ただ、久々の再会に素直に嬉しかったです。夢にまででてきてくださってありがとうございますと。


少しだけ分析してみますと、その日の昼、ぼくへの散々な悪口を耳にしたんです。慣れてるのでさほど気にならないのですが、さすがに全く感じないというわけではありません。一応、一人の人間なので。だからかもしれないですよね。「大丈夫だ、大先生、あの世から応援してる」とでも忠三さんが、見送った患者さんを代表して激励のために会いに来てくださったのかなとか。


とにかく光栄なことです。そして最高に嬉しいことです。こうして、見送った人と再会もできるのですから。町医者冥利に尽きるとはこのことかもしれません。



ところで、この投稿を書いている最中、ひとつ思い出しました。20年くらいまえの研修医時代、大好きだった患者さんを泣きじゃくりながら見送ったのち、患者さんにお兄様から書けられた言葉を。

「いいお医者さんになってね」と。

もちろんすでにお医者さんだったぼくですが、そのぼくにその言葉でした。とても心に残っていて、今もいつも思い出して、自分に言い聞かせています。「ぼくは、今、いい医者になっただろうか」と。


悪口を言われる理由はだいたい分かっているんです。でも直せない、情けないことに。だから「いい医者」ではないのかもしれない。じゃあ、直して悪口を言われないような医者になったらいいのか。強がりかもしれないですけど、ぼくはちょっと違うと思っています。これまでのぼくを方向転換してしまったら、これまで見送ってきた患者さんに失礼になるんじゃないかと。こんなぼくを信頼してついてきてくださった患者さんに、これまでの自分の一部を捨てるというのは。

言い訳かも。。。やっぱり、ちょっとは大人になって、いくらでも悪口を言われない町医者になったほうがいいかも。。。

とそんなことをちょっぴり悩んでいたから、夢に忠三さんが出てきてくれたんじゃないかあと思っています。今のままでいいですか、忠三さん?


ぐだぐだ書きましたが、きちょこれからもこのままだと思います。すみません。

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「いいお医者さんになってね」という話、ご興味ある方はこちらから。
https://note.com/machi_isya/n/n0cf4761f9d70

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