見出し画像

風になる!?

町医者です。

昨日と今日、スキーを楽しんでいます。
久々の質の高い雪質に、心躍る想いだったのですが、氷点下10度前後の寒さに10年落ちのスキーウェアでは耐えきれず、短時間で終えました。情けない。。

今日、久々に転びました。
というとカッコつけてると思う方もいらっしゃるかもしれませんが、スキーって案外転ばないものです。
カービングスキーになって取り回しも昔より格段に楽になったのと、何より攻めなくなりましたよね、若い頃と違って。
まぁ、守りに入っているということです。

それはともかく、一つ小話を。
もう5,6年前ですかね、滑っていて、一瞬、風と一体化したことがあったんです。キザっぽくいうと、風になったというか。

いや、それが本当なんですよ。
まさに風。

ナイター。
スキーヤーもまばら。
星空が美しく、雪も降らず、ほぼ無風。

まさに、自分だけのゲレンデという感じで、他のスキーヤーに気兼ねすることなく、本当に気分よく滑降。
と、その瞬間、風に!
すごく気持ちいいんです。

あまりの感動だったので、その後、何度も試したんですが、その境地には、その日はもちろんのこと、その後も一回も達していません。

あれは何だったのか、よく分かりません。
一つだけ分かったのは、風は、なれるものではなくて、なるものだと。
つまり、頑張ってなれるものではないんでしょうね。

ぼくのモットーである最善を尽くすことも、もしかして同じかも。
尽くそうとしているうちは尽くせない。
であるならば、最善を尽くそうとか尽くしたいとかグダグダ考えずに、もっと真っ直ぐに、もっと純粋に、もっと自然に、患者さんに向き合っていけばいいだけかなと。

2020年がまもなく終わり、2021年がもうすぐ始まります。
引き続き、よろしくお願いいたします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?