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「ふわゆる将棋喫茶」を手伝ってみた

 急に冷たい雨が降り始めた日曜日の午後、「ふわゆる将棋喫茶イベント」のお手伝いにROSSONEROさんに行きました。


感想戦がしたい!

 16時過ぎに「ボランティアスタッフ」としてお手伝いを始めたところ、ちょうど初心者さん同士の対局が終わりました。お二人とも「感想戦をしたいけど局面が戻せない」とおっしゃっていました。
 私は将棋を指すことと同じくらい、感想戦は楽しいものだと思っています。以前、級位者さんに感想戦を楽しんで欲しくて、級位者さんが感想戦を楽しめる練習会を開催していたこともありました(ブログ参照)。

  羽生さんは、「強い人同士が指した将棋は覚えられるが、幼稚園児同士が指した将棋は覚えられない」とおっしゃっていました。これは、「指し手に狙いがある棋譜は覚えられるが、そうでない棋譜は覚えられない」ということです。
 自分の指した将棋の棋譜を覚えるコツは、「狙いのある手を指し続けること」です。級位者のみなさん、意識してやってみて下さい!


飛車と桂馬を使いたい!

 私は初心者の方のお悩みを聞くのが好きです。この日も、お店の常連さんのお悩み相談に乗りました。

まちゃパパ:
「今日はどんなお悩みですか?」
常連さん:
「飛車と桂馬を使いたいんです。まず、飛車をこうやって使いたい(7八飛)!」

流行りの三間飛車!

まちゃパパ:
「いいですねぇ!飛車がある左側が戦場になるんですが、王様はどこにいた方が良いと思いますか?」
常連さん:
「ここ(2八玉)かなぁ」

まちゃパパ:
「そうです! 王様のお腹(横)がスースーしますよね。」
常連さん:
「こうかなぁ(3八銀)」

美濃囲い!

まちゃパパ:
「そうです!この囲いを『美濃囲い』と言うんですよ。次にどうしたいですか?」
常連さん:
「桂馬を使いたいです(7七桂)」

まちゃパパ:
「こうなると飛車と角が息苦しいですよね。桂馬が飛ぶ前に飛車前の歩を進めて(7五歩)、飛車を前に進めて(7六飛)から桂馬を飛ぶとよいですよ。」
常連さん:
「確かに飛車が動きやすくなりましたね!」

まちゃパパ:
「このままだと角は息苦しいですよね?」
常連さん:
「じゃあ端の歩を進めて(9六歩)、角を上がる(9七角)のかな」

石田流三間飛車!

まちゃパパ:
「そうです!これで飛車の前の歩を進める(7四歩)とどうなりますか?」
常連さん:
「角が成れた!(5三角成)」

 この形は、「石田流三間飛車」という理想的な駒組です。自分の指したい手を指して、理想的な駒組ができれば、楽しく攻めることができます。級位者の皆さん、ぜひ「理想的な駒組」を覚えてみて下さい!


ふわゆる将棋民を増やしたい!

 私は指すことと同じくらい将棋の話題で雑談をすることが好きです。この日は将棋仲間が来ていたのですが、対局はせずに雑談を楽しんでいました。 
 大人になってから将棋に興味を持ってくれた人は、将棋の雑談も好きなはず(ブログ参照)。将棋を趣味として始めてくれた皆さんが楽しめる場所が、いっぱい増えると言いですね!

#将棋
#ROSSONERO


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