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実家の庭掃除をしていたら、亡き父親に再会した感覚を覚えた

9ヶ月ぶりに帰ってきた実家
フェンスに絡まったツルがふと目に留まった

スタスタと石垣を登って
ツルをちぎって
竹ぼうきで落ち葉を掃いていく
集めた落ち葉を一輪車でいつもの場所に捨てていく

特に意識することもなく
自然と体が動いていく
小学校の頃、庭掃除の手伝いをしながら
父親の動きを見ていたからだろう

あの頃、父親がやっていたこと
それとと全くおんなじことを
今度は自分がやっている

”誰かの中で生き続ける”とは、こういうことなのか

父親が亡くなってから早6年が経ったのだけれど
自分の中にあの頃の父親が生きている感覚を覚えて
なんだかちょっぴり嬉しくなった

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