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突然、金子君が会社に来た!

彼はついこの前まで市議会議員だった。
彼は自分の後輩なので”君”呼ばわりしてしまうが、議員様だったし、今回市議を辞したもののもしかもすると今度県会議員に立候補するかも?らしい!?
そんな彼に、自分がある会社から依頼を受けたことを頼んだ。
この地域の特産物(色々あるけど今回はワイン)を輸出したいので、その業界になんとか繋ぎを付けてほしいとの話しを…
この地域のワイン醸造家は小規模で直接そういった人たちと話しても輸出には結びつかないらしく、市の農林担当やそれらをまとめている関係機関の人に相談した方が良いとのことで、キーマンに連絡し繋ぎを用意してくれた。それも二・三日の間にだ。恐れ入る。

これが議員の仕事?これが政治家の特性なのか?
頼んだのは自分だけど、ここまですぐに動き結果を出す人が議員なんだ!っと改めて驚く。正直ここまで期待していなかったから恐縮してしまった。
たぶん、こういう人が昔ながらのドブ板議員として地域に重用されたのだろう。豆じゃないとできない職業だ。今まで議員という職業を見くびっていた。すまない!
(俺でも市議くらいすぐに成れるさ、なんて思っていたが、こんな面倒なこと自分には絶対に無理だ)

天下国家(市議の場合は市政が中心だが…)を論じたり、政策論争をしたり、時には法律(条令)を・・・なんてのは正に大義名分。当然、やってはいるだろうが…
こういう仕事が彼らの生命線なんだなあ。たぶん。
地域の人間はだからこそ自分のお願いに即応し、良くやってくれる人間を応援するのだろうから…
こういうことに今まで全く絡んでこなかった(あえて政治にはかなり距離を置いていた)自分は、齢六十を過ぎて恥ずかしながら今さら地域の何たるかを勉強させられ、驚かされた!!!

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