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苦しい人は「何かのせいにする」の話
私の人生は、つねにアトピーと一緒だ。
ある意味ハンディ(立場を相対的に不利にする要因)の1つである。
皮膚が痒いだけで死ぬような病気じゃないという人もいるが、そんなこともない。今まで生きてきて、何度「もぉ疲れたな‥‥もぉ良いかも‥‥」と、考えたかわからない。
それに、私なんかよりもっとずっと症状の酷い人は、動くこともままならず、痒みと痛みが常に襲ってくるので、本当に生きることが辛く苦しいと思う。
鬱になる人も少なくないと思うし、実際に私もあぁこれ以上いくと、心がここに返ってこれなくなるな‥‥と感じた瞬間が2回ほどある。
何をしても治らないことに疑問を感じ、健康療法だけでなく、YOGA哲学のようにココロの事も勉強するようになった。
ココロの事を知っていく過程で出会った、治療家の先生のお話を、自分だけで留めておくのは勿体ないので、書き記しておく。
■ 苦しい人がやっていること
苦しい人は必ずと言っていいほどこの3つのうちどれか、もしくはすべてをしている。
・依存する
・何かのせいにする
・比べる
そして、これらは堂々巡りをしていて、依存する人は何かのせいにいしているし、何かのせいにいしている人は、何かと比べている。
何かと比べている人は、何かに依存している。
と、先生は言う。そう、先生が言うのは、たったこれだけ。
ここから自分たちなりに、読み解いていく必要がある。
これだけを聞いて、「あぁそういう事か」と理解・納得し、幸せになる人もいれば、病気が治る人もいるという。
病気というものは、肉体が作っているものではない。
病気やその症状というものは、私達自身の認識(考えや捉え方)が作りだしてる。
■「何かのせいにする」
私は、「何かのせいにする」をいつもやっていた。
今も気を抜けばやっている。未だに修行中だww
思い返してみて、あれは酷かったな~と思うのは、6年前の「脱ステ」を始めた頃だ。
あの頃は、”アトピーであり、脱ステをしてこんなにも苦しい状況を味わっているのは、全て「母親のせいだ」”と思っていた。
表面上は、そんな風に思ってないのだが、心の奥底ではそう思っていたのだろう。先生達には、見事に見抜かれていたww
母親には、金銭面以外にも精神的にもずっと助けてもらっているし、自分の事以上に大事に育ててもらってきた。自分の事はそっちのけで、子供の事ばかり考える優しい親だ。
そのおかげでここまで幸せに生きることができた。それなのに‥‥、
「お前のせいで私がアトピーになったんだ。お前のせいでステロイドを塗る羽目になって、そのステロイドのせいでこんなに苦しい脱ステを味わうことになったんだ!!」と、憎しみに満ちたものを、抱えていた。(ようだ)
第三者にはっきりと言われ、とてつもなく「恥ずかしい」と感じた。
ここまで生きてきた中で、確かに「自分自身の選択」をしてきたのに、その全てを「母親(人)のせい」にしていた。
人のせいにするのは楽で簡単だった!!
じゃあ、もしも、「自分が母親とまったく同じ人生を送ってきたとするならば」同じことをしていないだろうか?!と想像する。
同じ時代、同じ人間関係、同じ状況を生きてきたとするならば‥‥
きっと、否、絶対に同じ人生を送っているだろう‥‥
母親とまったく同じ行動をとり、同じことを考えているだろう。
そう、誰のせいでもないのだ。
これは、前回の、宿命と運命の話にも通ずる。
宿命の部分は、変えることができない。
だから、母親を否定する、母親のせいにするという事は、宿命をも否定することになる。のではないだろうか‥‥
だから、人のせいにするとか、過去を引きずっても全く意味がない。
”「今」「この瞬間」に、自分はどう思うのか、どういう感情でありたいか”
これだけなのだ‥‥
本当に、たったこれだけなんだろう。。人生とは。
苦しむ必要はない。
誰のせいでもないんだから‥‥。
「どうにもできないことを、どうにかしようとするのはやめにする」
幸せになりなら、幸せの方向に方向転換するだけでいい。
幸福は、幸福に向かい始めた瞬間に始まる‥‥と、斎藤一人さんも言っている。
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