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アトピーの話【03】

こうやって、過去の話を書いているものの、じゃあ今はアトピーが完治いや、根治したのか?!と言われると「NO!!」なのです。
未だに症状が出ているし、何なら半月前にはまた寝たきりの状態にもなっていた。
ただ、まぁいろいろ今までと違いがあるので、自分の中では面白いのですが。。
今の状況になるには、まだ話が先になってしまうが、もう少し過去の話をまとめてみようかと思う。

辞めたものの、次は何をしよう‥‥

マッサージの仕事を思いつきで辞めたものの、次のあてはない。
人を癒す仕事がしたいのは変わらないが、同じマッサージの仕事はおそらくまたアトピーが悪化するだろうな‥‥といういろいろな葛藤もあり、次の仕事をどうしたいか、まだ決めることができなかった。

とりあえず、実家に帰ってのんびり過ごそう。という事で、地元のスターバックスに入り浸り、お昼から夕方くらいまでの数時間とにかく本を読み漁った。その時に読んでた本が確か「よしもとばなな」で、今でも大好きな作家の一人である。
よしものばななの描く、「心の奥底にある、動物的な感覚」を文章で見るのが好きだった。「スピリチュアル」と言葉にするにはもったいない、人間が本来持っているはずの感覚。本当は誰しもが持っているあの感覚だが、今の人間はそれを忘れてしまっている‥‥そんな気がする。
とにかく、古本を買ったり図書館で本を借りたりして、約1か月間、活字と共に生きていた。

それがとてつもなく楽しくて幸せな時間だったのだが、だんだんとお金のことも頭によぎるようになる。そりゃそうだ、大阪に部屋を借りっぱなしであり、家賃は6万円弱、携帯もお金がかかるし、食べていくにもお金がかかる。
でも、手に職がない、資格もない、今の私には何もない!!そんな状態。。
ただ、ずっとこんな生活はできない‥‥どうせ「ゼロ」からのスタートなのならば、学生の時にちょっと興味があったスターバックスでバイトから初めて社員を目指そう!!と、一念発起し、家族を説得した。

バイトから社員を目指すから、大阪にいたい!!」なんてそんなふざけた話を良くも理解して納得してくれたもんだと、今更ながら思う。
家族には感謝しかない。。もちろん、お金がないから、しばらく家賃を払ってもらっていた。ほんとに手のかかる娘だと思う。
今の世代だったら、おそらくそんなことはできない、自分で稼げないなら帰ってこいという事になるだろう。と安易に想像できる。

そんなこんなで、大阪に戻り、スターバックスコーヒージャパンに入社すべく面接を受けることになる。

世の中甘くない。。落ちまくる面接。。

当時の私は、なぜか自分に自信があったww
若気の至りというものか?!とにかく、この私が面接に落ちるわけがないと思っていた。
ところが、見事に落ちまくるのだ。甘かった‥‥。
スーツで決めて、履歴書もばっちり書いた。でも、多分前職を半年で辞めている事がでかいのだろう。
落とされるたびに、「ありえない!!絶対見返してやる!!!」と思っていた。面接のときには、なかなか手ごたえもあり、これは受かるだろうと思っても、期日までに合格の連絡がない。。。
せめて、不合格でしたと、連絡をくれ‥‥じゃないと次の面接も受けられやしない!!とやきもきしていたのを覚えている。

結局、近くの店舗を片っ端から受けようと思い、3店舗目でやっと採用のお知らせを受けることになった。
我ながら、根気強く同じDC内を受けたなぁと思う。
恐らく、店舗同士で情報を共有していたから、私という人物がどこの店舗を受けてなんで不採用にしたのかなど、店長同士で話がされていたと思う。恥ずかしい限りだが、根気強さを買われたと思っておこう。

こうして、私のスターバックス生活が始まる。
結局10年間ほど働き、当初の目的である社員にもなることができた。
ものすごく楽しい時間だったし、やりがいもあり、自分の自信にもつながった。

しかし、そんな中でもやはりアトピー関係で苦労することになる。
今思えば、薬を辞めるきっかけや、脱ステの第一段階の症状が出だしたのもこのスターバックスで働いていた時だった。。

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全然アトピーの話にならないww

スターバックス時代の身体と心の状態についてはまた次の話で。。



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