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「ワーママの両手をふさがない日」

心待ちにしていた本が、やっと手元に届きました。
『スマホがなくなる日』 -Apple Vision Proが拓くミライの視界-
私の大学院のゼミ教授であり、言わばワーママTEC3事業を展開する私のボスでもある、渡邊信彦先生の著書。


日本でもついにAppleVisionProが発売されました。もちろん金額やゴーグル型(顔を覆う)・重さという点で一般化は少し先でしょうが、
「空間コンピューティング時代が幕を開けた」というシンボリック(象徴)な事象として全ての日本人が心に留める必要はあると思います。

昨日の表参道Appleには体験する若者が多数

そしてこの本さえ読めば、私が2年くらいかけて手探りで開拓してきたXRの世界が解ってしまう(笑)。ここからこのシンボリックなテクノロジーを活用したビジネスの基本が理解できるなんて、若干悔しい!のはありますが、
それくらい、一般の人でも解りやくす、時代の流れとテクノロジー進化が創り出す未来を書いてくれています。

少しでも明日を担うなら、読まない訳にはいかない。そんなギブトの様な本です。ビジネスマンはもちろん、若者や学生もぜひ読んでください。→我が家は今、高校生の息子に渡りましたよ。

ワーママ視座で翻訳すると・・・

そして、私が担うのはワーキングマザーに特化したワーママTEC3 

日本特有の課題でもある
“子育てと働くことの両立できる状況デザイン“

ですから、その視座でこの本を翻訳するなら
「ワーママの両手をふさがない日」になります。

著書の中にも出てきますが、
「仕事も子育てもしたいけど両方は難しい」という時間的・空間的制約で諦めてきたアレコレ。
どちらも諦めないぞ!と頑張ったとて、それができないコンテクスト(状況)が根強くある。
15年当事者としてやってきた私が。毎日超ポジティブと周囲から言われてきた私が、結局辿り着く悲しさや痛みは「物理的困難」という、どうしようもないものが大きかった。気の持ちようだけでは解決できないのです。

「子育て・教育を自分より優先させたという母親の鏡」論や「キャリアを築くために仕方なかった自分のサクセスストーリーとして、美談に編集するロールモデル」論。自己肯定を保つために、これで良かったんだ。と言い聞かすけど、本当にそうなのか??
貴女の大切にしたかったものは何ですか?と問われたら、
そりゃ仕事という機会を通した自己成長もしたいし、
社会に役立つ自分としての報酬(収入)だって得たい。教育費も稼ぎたい。
でも子どもの成長だって見守ってきたという自分でも在りたい。
世間体だってあるよねえ。
でも振り返ると一度しか無かったその子の成長する瞬間とか、学校行事とか、それを見れた感動とか。
そんなものを目や写真に焼き付けておくこととか。

もっと現実的な話で言うと、
電車で型落ち携帯を子どもに持たせて、自分は自分の携帯片手に仕事のコミュニケーションに必死。ママ友とのやり取りに必死。社会に・経済に取り残されないように常に携帯の中に自分を置き、もう片手はベビーカー?そこに心は置けない現実。
おいおい、2人以上子どもが居たらどうするんだよっ!ていうリアル

「VRやメタバースなんてとんでもない!もっとリアルを大事にしなさい。」
と言われたこともあるけど、そのリアルは本当にリアル(現実)なのか。
2人以上子どもを持つ家庭がどんどん減少する、日本の少子化の方がよっぽど恐ろしいリアル。

全世帯のうち、18歳未満の子どものいる世帯は18.3%と初めて20%を下回った。社会の活力をどう維持していけばよいのだろう。
子ども人数は、最も多いのは「1人」49.3%で全体のほぼ半数。

二者択一でどちらかを選ばせる、又はワークライフバランスという、どちらかを絶妙に貴女自身で行き来しなさいというゼロサムゲームを課す。(あれ?全然ゼロにならない?マイナス?という現実かもしれませんが。ここを書き始めると100ページくらいになるので辞めます・・・)

捉えている両立可能なミライ・・・

実現可能性という本当のリアリティを追求した時にワーママにとっての助け舟・両立命綱になるは、
①デバイス(PC画面や携帯)が手から解放され「ハンズフリーになる」ということ。

キッチンで3つディスプレイを空間に浮かべて、Google検索・スケジューラー・料理動画を見ながら料理するのも余裕です。

②「存在を眼差しで感じ取れる」という空間の重なり。
※空間の重なりは↓を見ればイメージつくかと思います

そして、そこにあらゆる機能をそっとインテリアのように置いておけて、ひと声かければ、その機能がサポートしてくれる。chatGPT然り、生成AIが確実に私たちを裏でサポートしてくれる最強のパートナーになり得るでしょう。
コンセプトが大好きな「まなざしカンパニー」MESONの、天気を体感できる「SunnyTune」を見てもらうとイメージつくかと。

今後は「あー午後雨降るのかな?洗濯物は部屋の中?」と声に出した瞬時に
「今日は16時に雨降るから、ママのスケジュール見ると帰宅が18時。部屋干しだよ。」と教えてくれたり。
「だから、洗濯機くんに部屋干し用の消臭アタック洗剤にしてと伝えておいたよ。」(←ここ、メーカーさん早くお願いします)とか。そんな未来は近い。

このレイヤーの重なりによって、家事というジャンルも大きく進化するのは既に目に見えています。ちなみにARやMRグラスの進化が海外では凄いので、もうこの世界も直ぐそこです。

プロダクトデザインが最高に可愛いこれ♡↓

終わりに・・・

本を読み終えた記念に、バーーっと書き留めましたが、
今わたし達ワーママがやるべきことは明確で「使いこなせる自分である」ということに尽きる。
だいぶ世界から遅れをとった日本ですが、自分と子どもを同時に育てる当事者である私たちだからできることは、伸び代&可能性に溢れていると思ってます。
ワーママTECアクターとして、多面的である自分を楽しみながら進化していくプログラムもスタートしています。興味ある方はご連絡ください。

はーっ!やっとこの小さなディスプレイに何個も画面を詰め込んで、行き来しながら、手も視界も頭脳も切り替えながら働いてきた無理ゲー時代が終わるなんて!嬉し過ぎます。
▼我が家のオフィススペースはリビングの横にあって、セパレートする衝立には隙間があるものを選び、子ども達の様子は一応解るようにしてあるというw 。何ともワーママの潜在ニーズ※インサイトが溢れた空間設計です。改めて写真を見て気づきました。

▼ 渡邊先生の著書はこちら
『Apple Vision Proが拓くミライの視界 スマホがなくなる日』
2024/6/26 発売 

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