武士の紋章/池波正太郎(著)
少し前に、
神木隆之介さんが、
朝ドラで牧野富太郎役に挑むというニュースが流れていました。
『牧野富太郎?』
と思い検索してみたら、
『日本の植物学の父』と言われ、
朝井まかてさんの新刊のモデルにもなってらっしゃる方なのですね。
朝井まかてさんの新刊とともに
牧野富太郎氏について書かれていたのが
こちらの短編集の一つでした。
本書を読んで、
池波先生が牧野富太郎氏の
舞台の脚本を書いてらっしゃったのを
初めて知りました。
本書でも、
牧野先生のお人柄が分かり、
(例に漏れず天才の周りの人はとても大変!)
奥様に至ってはよく尽くされたなぁと
感心しました。
他の短編も、なかなか面白かったです。
以前、夢中になって読んだ『真田太平記』。
池波先生の真田太平記では、
私は幸村よりも信之派なので、
大好きな真田信之のお話を
この短編集の中で
久しぶりに読むことができて大満足でした。
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