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【ゲーミングPC】BTOパソコンの選び方

こんちゃ、まっくです。
現在いろいろなメーカーから色んな種類のゲーミングパソコンが売っていますが、めちゃくちゃ種類がありますよね。

買おうと思っているPCはやりたいゲームがあんまたが満足いくスペックでしょうか?

ゲーミングPCは高い買い物ですから、なるべくならば失敗したくないですよね。今回は自分に合ったゲーミングPCの性能と選び方に関しての記事を書いていきます。


CPUメーカーは2種類ある!

皆さんCPUメーカーと言えばどのメーカーを思い浮かべるでしょうか?
おそらく大多数の人はIntelはご存じでしょうが、AMDを知っている人は少ないと思います。

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左がAMD、右がIntel(のロゴ)


現状、ゲーミングPCと呼ばれる一般向けのPCには必ず上記の2社のCPUのどちらかが使われています。(デスクトップに限らず、WindowsOCのパソコンならば)

肝心の性能の話ですが、どちらのメーカーのCPUが優れているのか?

実は現状同じ価格帯の製品ではそこまで大きな差はありません。
ベンチマークソフトやFPS(フレームレート)測定ソフトなどの正確なそのパソコンのスペックを正確に測定するソフトなどで測れば、多少の差はでますが、数%程度なので認知するのはとても難しいです。


あと、これはあまり知られていないのですが、最新のCPUの場合はある程度のスペックからはゲームをやるうえでの性能は上がりません。


CPUの性能が求められるのはゲームをしながらブラウザを見たり配信、録画を行う実況者だけです。

ですので、あまりメーカーは気にせずコスパだけを見ていきましょう。

CPUにおいて重要なのはずばり、
「コア数・スレッド数・周波数」
この3つの数値です。

ゲーミングPCにおいてほしいのは
「6コア・12スレッド・最大4.5GHz以上」
この数値だけ覚えておいてください。


なぜゲーミングPCは高いのか?

ゲーミングPCで一番大事な部品はGPU(グラフィックカード)と呼ばれる部分で、この部品はCPUが複雑な計算を得意としているのに対して、グラフィックの浮動小数点演算などの単純な計算を高速に行うことに特化させたパーツになります。

基本的に家庭用のPCの使用されているCPUにはこのGPU部分を一緒にして、APUと呼びGPUを搭載しないのが一般的です。

ですが、ゲームのグラフィックはこのAPUでは計算しきれないほど膨大な計算量が存在するのでCPUとは別にGPUを搭載する必要があるます。このGPUを搭載する分コストがかかりますので、普通のPCに比べて全体的に高価になります。

このGPUの性能を図るための数値としては
「理論演算性能(FLOPS)」
という数値を見てください。
この数値が高ければ高いほど高性能なGPUです。

一応参考までに書いておきますとPS4が1.84TFLOPS(テラフロップス)で、最新のPS5が10.3TFLOPSです。



性能のどこを見て買えばいいの?

ここからが本番です。

ゲーミングPCの能力はほぼGPUの能力で決まると言ってもいいでしょう。

しかし、ある程度高性能なGPUだとCPUの力が及ばず本来出せるはずの能力が出ないときがあります。これをボトルネックといいます。こうならないようにBTOパソコンはバランスを考えた構成にしていますので、BTOで選ぶ場合はGPUだけを気にすれば問題ありません。


では、実際にどう選ぶかですが今回は大手BTOメーカーであるドスパラのガレリアシリーズで見ていきましょう。


販売ページの真ん中のほうにこのような図があります。

スクリーンショット 2020-11-23 192047

縦軸はCPU
縦軸はGPU(グラフィックカード)


ドスパラでは見やすいようにこのようなグラフで表してあります。

これだけではやりたいゲームでの必要なスペックが分からないので、最近発売され「COD:CW」と、日本で人気の高い「APEXLegens」の2タイトルのメーカー推奨スペックを見てみましょう。


まずはCOD:CW

キャプチャ

このサイトでは分かり易く書いてくれていますね。

順に説明しますと
最小:画質などグラフィックの設定を最低にして動作するだけで精一杯のギリギリライン

推奨:中程度のグラフィック設定で平均して60FPSがでます

推奨(レイトレーシング):光の再現をより現実と同じようにきれいに見せるグラフィック設定をONにした場合に平均して60FPSでます

優位:e-sportなど競技シーンで使用する高リフレッシュモニターが使用できる(144Hzモニターを使用する場合はここ)

ウルトラRTX:すべての設定を最高にしてかつ4Kでプレイしたい考えうる限り最高の画質とフレームレートが出せるスペック

となります。
要確認なのはビデオの項目です。ここが先ほど説明したGPUの要求スペックになります。

推奨の欄のビデオの項目に「GTX1660Super」とあります。ドスパラの票の中にもGTX1660Superがありますね。なのでCOD:CWを画質に関してある程度妥協して、ゲーミングモニターを使用しないのであればGTX1660Super搭載のRM5C-G60S(99,980円~)で遊べるということです。

いや、自分はCODの競技シーンを目指しているんだ!という方には優位のビデオの項目に「RTX3070」とありますので、RTX3070搭載のXA7C-R37(189,980円~)のパソコンを買えばいいのです。


次に「APEX Legens」の要求スペックを見てみましょう。

キャプチャ

こちらはあまり多くの項目がありませんが、それぞれ順に説明します。

必要動作環境:グラフィックなどの画質最低設定でも平均で60FPSでるかどうかのギリギリライン

推奨設定:グラフィックなどの画質設定で中程度で平均60FPSを出すことができます

ここではGPUとちゃんと明記されていますね。ですが、書いてあるGPUの型番が古く、現在廃盤の物ばかりですので性能(FROPS)で見ていきましょう。

まず、必要最低のほうに載っているGT640ですがWikipediaを調べてみますと

キャプチャ

この表のFROPSに0.69TFROPSとあります。

ドスパラの性能表の中で一番安いパソコンに搭載されているGTX1650の性能を見てみましょう。

キャプチャ

一番低いモデルでも2.7TFROPSありますので、一番安いモデル(RM5C-50)でもAPEXは動作可能ということが分かりました。

では推奨動作ではどうでしょうか。再びWikipediaを見てみましょう。

キャプチャ

GTX970の能力はは3.5TFROPSです。先ほどのGTX1650では性能が足りていませんのでもう一つ上のモデルのGTX1660Superを見てみましょう。

キャプチャ

GTX1660Superは4.6TFROPSありますので性能が足りますね。つまり、APEX Legensをある程度快適に遊ぶには、COD:CWと同じくRM5C-G60S(99,980円~)が必要だということですね。


注意事項


今まで各ゲームタイトルのHPに記載されているスペックを参照して、最新のBTOパソコンから選びましたが、少し前のゲームでは推奨スペックなどが当時のままで当時では最低(推奨)動作環境でその通りに動いたが、アップデートなどでその動作環境は引き上げられたので、まったく同じ構成でも動かないかもしれない。

という危険性があります。

ですので、なるべくならば予算の範囲内でなるべく高スペックなパソコンを買うことをお勧めします。

もし不安でしたらアスキーなどのPC情報誌に「このパーツであればこの程度の性能がでます!」という検証記事などが載っていますのでそちらを確認することもおススメです。


私はここの記事がとても分かり易いので好きです。



まとめ

いかがでしたでしょうか?
途中のスペック計算の際に少し長くなってしまいましたが、1年前ほどのゲームでは推奨スペックが当時のままで更新されないこともあります。
その際にはぜひWikipediaを活用し必要なスペックが足りているかどうかを確認してくださいね。

買った後に後悔するのは嫌ですからね。

もし詳細なアドバイスを欲しい方は私のTwitterまでご連絡いただければ可能な範囲でお答えいたします。


それでは皆様よいゲームライフを!

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