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認知症のある方に関わる時に私がしていること

お久しぶりです、macchaです。
すっかり寒くなってきました。
世間ではコロナが流行ってきていますが皆さまいかがお過ごしでしょうか。

以前、認知症のある方と関わる時に注意していることを公開しました。
なんてことない、当たり前だけど大事なことでした。
今回は、自分が積極的にしていることをまとめました。

1.笑顔
2.目線を合わせる
3.さりげないボディタッチ
4.ありがとうを言う
5.ちゃんと挨拶(頭を下げる)する

1.笑顔
これはもう、誰に対してもですが笑顔でいることになんの説明も要りませんよね。私は敵ではないことの証明です。

2.目線を合わせる
首が前屈しすぎていたり、傾眠傾向にある方に対しては特に、です。覚醒具合の把握もできます。あとは視界が狭まっている方、認知症の方にもいる様に感じます。眼球運動が固定されてしまう疾患もありますので、目線を合わせることでご本人とコンタクトを取りたい意志表示となります。

3.さりげないボディタッチ
こうやってボディタッチと改めて記載すると、なんだかむず痒いですね。
さりげないがポイントです。例えば、声をかける時には、背中を急にポンと叩くとビックリさせてしまうので、下から斜め上へ向かってゆっくりさすりながら、「〇〇さん」と声をかけたりします。注意しておかなかればいけないのは、これはある一定、関係性ができてからするのが良いと思います。
あとは手を握るとか肩をさするとか、です。どこかに触れながら会話するのはお互い安心できるものです。注意:触れられるのが嫌・怖い方もいる為観察が必要

4.ありがとうを言う
どんなことをした後でも「ありがとうございました」と言うようにしています。
例えば、私は仕事柄、認知症のある方で理解してはいてもされて嫌なこと…採血(誰でも嫌ですよね)をしなければいけないのですが、些細なこと、例えば嫌だとは言っても腕を差し出して下さったりして協力が得られた時はすかさず、「ありがとう」を言うようにしています。
あとは全て、なんでもありがとう。
楽しい話を聞かせてくれてありがとう。また教えてくださいね。など。
(だって本当に楽しいお話が多いんですよ)

5.ちゃんと挨拶(頭を下げる)をする
認知症のある方は、こちらが出来るだけ理解できるように噛み砕いてお話や説明をしても「よくわかんない」という表情をされることが多いです。耳が悪いこともありますし。ですので、お部屋をお邪魔する時も、退室する時も、必ず頭を下げて挨拶をします。この動作で、「あ、誰か来たんだな」「もう帰るんだな」と言う判断ができる方は理解して下さりますし…まあ、他人の部屋に入るのですから当たり前ですね。

以上が、私が認知症がある方に関わる時にしていることです。
今回も当たり前のことなのですが、大事なことだと思っています。
あとは、どうしたら理解してくださるかな…と考えることも大切です。
例えば、入居して間もない、難聴・認知症のある方。介護拒否があります、と言う申し送りでした。
しかし、目線を合わせ笑顔でご挨拶し、今から血圧を測りたいです、と血圧計を見せ、実際マンシェットを私の腕に巻き付ける動作をしたところ、スッと腕を出してくださいました。
その時の職員「えっなんで?!」
そして採血をしなければいけなくなり、私は同じく採血器具を取り出し、患者さんにして欲しい動作(腕を伸ばしてもらう)をすると、その方はまたスッと腕を捲って下さったので職員は「拒否してない!」と喜んでいました。
恐らくこの患者さんは難聴の方が酷かったんだと思いますが、この真似っこ動作は意外と使えます。私はいつもこの真似っこ動作でなんとか協力をいただいているところです。

今回はこの辺りでお暇します。
ではまた、ゆるりと。

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