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酵素浴の効果とは。科学的に有用性が認められている!

酵素浴。
聞いたことはあるけれど一体何なのかよく分からない。
なんとなく身体に良さそう!
このようなイメージを持つ方が多いのでは?

この記事では酵素浴で身体が温まる仕組みと
酵素浴による身体への効果をお伝えします。

酵素浴の魅力が気になった方は、是非試してみてくださいね。

酵素ってなに?

まず、酵素とは何か。
酵素とは酵母などの微生物からできていて、他の物質を分解/合成する力があります。その過程で熱を発生させます。

酵素風呂の中にある米ぬかやおがくずは、その酵素を発生させて発酵の状態になり、熱を生み出しています。
米ぬかやおかくずは60℃から70℃程の温度に上がりますが、入浴の体感温度は40℃程度です。ちょうど、心地いい具合ですね。

これはおがくず(木)の熱伝導率が極めて低いことに拠ります。
さらに、木層同士の間が隙間だらけで空気を沢山内包しているため、
体感温度がちょうどよく、普通のお風呂に比べて身体はゆっくりじわじわと温まるのです。



酵素浴は皮膚呼吸が楽。

首から下も空気を内包している酵素浴では、十分に全身で皮膚呼吸ができます。
前述した「吸い取り紙」のはたらきがあることで汗が噴出しても楽な皮膚呼吸が可能です。
その分、肺呼吸を助けることにもなるので、入浴中も肺が圧迫されず楽に過ごせます。
実際に、喘息や気管支炎など、呼吸器の弱い方も利用され、大変いい結果が報告されています。

こういった意味で、この酵素浴は心臓の悪い方や身体の弱っている方にも勧められる穏やかな温浴方法と言えます。

発酵微生物から恩恵を受けられる。

酵素浴の中の微生物は「タンパク質分解酵素」や「脂肪分解酵素」を出すため、皮膚の新陳代謝は大変スムーズに行われます。

また、微生物は代謝物として「ビタミン」や「ミネラル」なども出し、同時に経皮的に取り入れられると考えられます。

酵素浴の効果

酵素浴の効果は15分程度身体を温めると現れます。このとき、数時間のランニングに匹敵する程の汗をかけると言われています。身体の深部から温めることで、血流・リンパの流れを促進し、免疫力UPに繋がります。
また、温熱で胃腸の働きも活発になり、排泄機能の向上や腸内細菌のバランスを整えてくれます。
更に、血液の巡りが良くなり基礎代謝が上昇して脂肪が燃えやすい身体になるため、ダイエットにも効果的です。

汗の吸い取り紙のはたらきも!

酵素浴では、米ぬかやおがくずに薬草や野草を混ぜ、浴槽にいれます。
その中に穴を掘って首から下まで埋まるように入り、15分程度じっとしていると次第にじわじわと身体が温まり、たくさん汗をかくことができます。

汗は、心臓が血液を送り出して新陳代謝を活発にして生成されるので、
水圧のない発汗は身体にとても楽な作用です。
また、おがくずが吸い取り紙のように汗を吸収してくれるので、
空気乾燥状態で全身から絞り出される発汗と比べると心臓負担がかかりません。

サウナや岩盤浴に加えて息苦しさがないですし、砂風呂の重さのような圧迫感や湯につかる水圧もありません。身体への負担が少ないまま内側から温めることができて魅力的です。

札幌オリンピックと酵素浴

昭和47年(1972)の第11回冬季オリンピック札幌大会で
酵素浴施設が選手たちの身体のメンテナンスに貢献しました。
オリンピック村にに酵素浴施設を建設することは史上初めての試みでしたが、開幕以降多くの選手が使用し、全身の筋肉がほぐれ、身体の芯から温まると大変好評だったそうです。
事実、入浴者数は2300人にも達し、その中の182名は入賞者でした。
酵素浴施設は五輪成功の「影の栄光」として大きく称えられ、歴史に記録されたのです。

酵素浴の効果は科学でも証明されている!

【発酵温浴の抹消血液中免疫担当細胞への影響】
この研究は平成14年に金沢医科大学血清学教室によって行われたものです。
年齢30歳から60歳の健康なボランティア11名が15分間入浴し、実施前と翌日同時刻に静静脈を採取し測定した結果に基づきます。

・白血球とリンパ細胞数が年齢に最適な状態に調節される

・血液のサラサラ度が年齢に最適な状態に調節される

・ホルモン分泌が促され、自律神経にすみやかに作用し、気分のリフレッシュや心身のリラクゼーション効果が高まる

酵素浴の注意点


激しい運動のあと、空腹時、泥酔時などの入浴はお控えください。
また、心臓の弱い方、高血圧の方は入浴時間を短めにして、休憩時間を長くとってください。ご自身の体調と相談しながらご入浴ください。



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