大変革期のフードサービス

フードサービス業界は大変革期にあります。コロナ禍で大半の店が休業や営業時間短縮を余儀なくされました。「三密」を避けるために席数を減らしたり、テークアウトやデリバリーサービスに力を入れたりと従来のビジネスモデルを変えざるを得なくなっています。大手チェーンは業態転換を急ぎ、損益分岐点の引き下げになりふり構わない姿勢を見せています。

そんななか、新興勢力が登場しています。今日、新宿で訪れたお店もその一つ。店名は「cafe tugu tugu」。外看板に現金払いができない旨を謳っており、面白そうなので入ってみました。アイドルタイムだったためかお客さんは3組のみ。シーザーサラダとアボカドのデニッシュサンド(ミネストローネ付)を注文し、持ち帰りました。何でも複数名のシェフがそれぞれの届けたい逸品を提供するのがコンセプトだそうでした。

帰り道でネット検索したら、運営はアスラボという会社だということが判明。シェアリング型の食空間プロデュースを通じて飲食に関わる方々の新たな挑戦を支援するのが事業内容。具体的にはゴーストレストラン、シェアレストランなども手掛けているようでした。

コロナ禍で飲食業界は焼け野原になりかねません。でも、飲食は参入障壁がほとんどなく、これまでも新陳代謝が進んできました。既存の店は踏ん張り時ですが、チャレンジャーにも期待したいものです。アスラボのような企業は飲食業界の新たな「芽」を育てて、自身もスタートアップからメーンストリームに駆け上っていこうと意欲的なのでしょう。今後に注目です。

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