カヌーを漕ぐ 〜被写体の気持ちを知ろうチャレンジ〜
2019年はいろいろなカヌーの大会を撮影してきておどろきの思いがけないシーンや選手の素晴らしいテクニックに出会ってきました。
そこで今年の夏は被写体の気持ちを知ろうと、実際にカヌーに乗ってみることにチャレンジしてみました!
1回目は、週末に夕方にサクッと漕いでこようと軽い気持ちで行ってきました。 が、しかし予想外の試練が待っていた。 なんと、ぜんぜんまっすぐ進まない!! レクチャー通りパドルを握りやってもどうしてもどちらかに回ってしまいます。 スタッフに声をかけて聞いてみても、どうしても左右の力のバランスが違くなっているのです。曲がりそうになったら早めに補正して行くしかないです。 とのこと。 しかし、いくら補正しても補正した方に曲がってしまってうまくいかずこの日は敗退。
これで火がついてしまい、いままで撮影してきた写真ではなく動画を見直して勉強してみました。 あわせてレジャーのカヌーの漕ぎ方やフィッシングカヤックの漕ぎ方を調べてみたところ、 どうやら競技用のカヌーとレジャー用では漕ぎ方が違うようだった。
2日目、動画で研究したパドリングをわざわざ実践するために行ってきた。 肩から回すように漕いでいたものを腕で漕ぐようなレジャーな動きに変えてチャレンジ! たしかに前回よりも回ってしまう度合いは減少してきた。 少しの進歩に喜びつつ、こんなに苦労するとはと甘くみていた自分に反省した。 が、しかし、回ってしまうのは減ってもやはり回ってしまうときはくるっといってしまう。 補正しても補正してもなぜか回ってしまうときが必ずあるのがわからないまま課題として今回は終了。
3回目は、とにかくカヌーにのって漕ぎながら調節。 パドルの長さが2種類あったので、両方試してみた。 短い方がブレは少ない、長い方がブレは大きいが楽。 入水の位置を前側から中央よりに変更し、出水のパドル回転をうまく入れてみた。 これによってかなり回らずにまっすぐ進む自分のカヌーに気がつき水面の上で嬉しくなってきた! カヌーを漕いでいて気持ちがいい。 やっぱりこうでなくては!と思うよ。
4回目、競技用のカヌースプリントの勉強をしていた時のカナディアンのパドリングの手法と操作を思い出し、乗っているカヌーやパドルは全然違うが手法を取り入れてみることにした。 この日は、気温も高く水面からの照り返しがきつかった! カヌーを漕ぎ始めて4回目、水面を割って走る自分のカヌーの船首をみてうれしかった。 カナディアンの手法は舟をコントロールするのにはうまくいったが、激流の中では向かないやり方だったので気持ちだけ取り入れることにした。 スピードや進行方向・ターンが自由に操れるようになって夏の終わりまでにカヌーが乗れるようになってよかった。 またちょっとしたチャレンジだけどカヌーに乗る人のこの気持ちが知ることができたことによかった。
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