ちいまか

17歳のラグドールと暮らす会社員。Twitter @macarronneko

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猫は抱いた瞬間から運命になる

愛猫が17歳の誕生日を迎えた。同時に私も37歳になった。 なんとなく今年はいつもよりも特別な誕生日という感じがする。17歳というと人間の赤ん坊なら高校生になっているわけで、早ければあと1年、2年で進学で遠くに巣立ってしまう年齢。それだけの月日を共に過ごしたということを実感して感慨深いのかもしれない。 もともとの出会いは決して褒められたことでもなく、ペットショップでの「衝動飼い」だった。当時私は20歳の大学生で、親と喧嘩をして家を出ることになり、学校の近くにマンションを借りた

    • 映画「チャイルド・プレイ」(1988年)を観た感想。

      一作目はわりとまじめなホラー チャイルド・プレイシリーズが好きだ。特に1作目「チャイルド・プレイ」では、主人公アンディの周りの誰もが自分を信じてくれないという状況がもどかしい。殺人人形チャッキーも、昭和の撮影技術とは思えないほど不気味に俊敏に動き、今観てもけっこうまじめに怖い。 シリーズが進んでいくにつれ、「チャイルド・プレイ」にはB級感…いやC級感が漂うようになる。4作目の「チャッキーの種」あたりになると下ネタもひどい。でも、何度でもしつこく蘇る殺人人形チャッキーのその

      • 映画「PLAN75」を観た感想(ネタバレあり)

        あらすじ 少子高齢化が一層進んだ近い将来の日本。満75歳から生死の選択権を与える制度<プラン 75>が国会で可決・施行された。 様々な物議を醸していたが、超高齢化問題の解決策として、世間はすっかり受け入れムードとなる。 夫と死別してひとりで慎ましく暮らす、角谷ミチ(倍賞千恵子)は78歳。ある日、高齢を理由にホテルの客室清掃の仕事を突然解雇される。住む場所をも失いそうになった彼女は<プラン 75>の申請を検討し始める――—。 四半世紀ぶりの「バトル・ロワイアル」? 設定は

        • 映画「エスター・ファーストキル」を観た感想(ネタバレあり)

          冬が似合う女エスター 待ちわびていたエスターの続編…というか前日譚を鑑賞。「ハンニバル・ライジング」のレクター博士もそうだったけれど、前日譚ものの続編というのはキャラクターに強い魅力がないと成立しない。今回もエスターの強烈な個性が充分にアピールされていて、私には満足できる内容だった。 映画は雪景色のエストニア郊外から始まる。やはり、「エスター」の舞台には冬が似合う。暗い雰囲気の演出もそうだし、そもそもエスターの衣装が完全に冬向き。ベロアのリボン、首と手首につけたチョーカー

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