ファイナンシャルプランナー資格を受ける【受験動機・資格取得のススメ】
FP(ファイナンシャルプランナー)は、「くらしとお金」に関する幅広な知識を証明する資格です。FPは、1級から3級まで、年に3回試験がありますが、これの2級を来年の1月に受けることにしたので、受験動機や資格について軽く情報共有します。
FPの受験動機
FP(ファイナンシャルプランナー)は、お金に関する資格ということで、主に金融業界(銀行、証券、保険、不動産会社等)で働く方々が取得を求められているようです。
ただし、私は金融業界で働いていませんので、取得したところで資格手当は1円も貰えませんし、取得することで職務上のメリットはありません。また、FPは合格しても、税理士や公認会計士みたいな独占業務ができるようになるわけでもないので、高収入の転職に繋がるような資格でもありません。
「じゃあなんでFPなんて受けるの?暇なの???」
それは、『コスパがいい』と思ったからです。
というのも、私はお金が好きなので、日経マネー、Zaiとか、マネープラスの家計相談シリーズを読んだりするのですが、大半の記事には、ファイナンシャルプランナーが出てきて講釈を垂れています。(以下、参考記事)
それぞれ記事を読むと、その時は勉強になることもあって面白いのですが、知識が取っ散らかっていく一方で、いまいち自分の中に蓄積されていく感じがしなかったんですよね。
私は20代ですが、人生における三大支出(家、教育資金、老後)は一つも終わっていないですし、今後そういった機会に際した場合、今自分の中にある知識で最善の選択ができるのか、カモられないか、不安になりました。そうです、私は守銭奴なんです。
そこでふと、玉石混交のマネー本や、ネット記事を読んだりするよりも、そういった情報の主な発信者であるファイナンシャルプランナーを目指すほうが、お金について、より効率良く体系的に勉強できるんじゃない??と気付きました。(天才👏)これが受験動機ですね。
FPとは何か(ざっくり)
FPの試験は6つの分野、①ライフプランニングと資金計画②リスクマネジメント③金融資産運用④タックスプランニング⑤不動産⑥相続・事業継承、から構成されています。
以下、かなりざっくり分野解説です。
簿記ではダメなのか
「お金に関する資格と言えば、簿記じゃない?簿記のほうが即戦力になる。そんなよくわからん資格を受けるより、簿記で会計を勉強しろ!」とお思いの方もいらっしゃるかもしれません。
仰る通り、簿記はあらゆる企業の経営、財務状況の理解に共通して必要なスキルで、ポータビリティが高くて持ち腐れのない資格かと思います。
しかし、簿記ではFPの代わりにはなり得ません。ましてや簿記はFPの上位互換でもありません。簿記は、あくまでも「企業」のお金に関する知識の資格であって、「個人」のお金に関する知識をカバーする資格ではないからです。
業務に使うとか、転職先で評価されるという場合であれば、当然簿記を優先して学ぶ価値があると思います。一方で、そうでない方であれば、FP資格のほうが日常生活における学びが多いと思いますし、簿記より敷居が低いので、手を伸ばしてみる価値はあると思います。
終わりに(FPのススメ)
現代は、社会情勢が目まぐるしく(比較的悪い方向で)変わりつつあります。物価がインフレして、消費税が上がっている中、給料水準が増えていない(平均給与の最大額は、1996年以降更新されていない。)わけですから、今の若者世代と親世代は、明確に状況が違います。
↑平均給与が、リーマンショック以降戻っていない事がわかる悲しいリンク先
こうした状況下で、我々は自分の財布を守るための最低限の知識を身に着ける、いわゆる自助的な努力をする必要があるのではないでしょうか。FPでは、以下のテーマがカバーされます。
などなど。それぞれのテーマの基礎知識を身に着けることで、暗雲立ち込める我々の未来に向き合うためのヒントが数多く得られます。
先述したように、FPは独占業務ができるような深みを持つ資格ではないのですが、カバーする範囲が多岐に渡っており、実生活に直結する知識が多いので、勉強してみた実感としては、いい意味で『社会人のお金の教養資格』のような感じだと思います。
興味が出た方は、是非下のリンク先から申し込んでみてください。
おわり
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