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レチョンとお酒 マカピーの日々 ♯1559

割引あり

マカピーです。
レチョンはフィリピンのブタの丸焼き料理で、ちょっとしたパーティーには豪華な演出をします。

なかでも、離乳する前の子豚のレチョンは最高級でそのパリパリの皮がとても香ばしいのでした。

北京ダックのブタ版でしょうか!(笑)

残念ながらハナさんはムスリムですから、豚料理は食べません。

マカピーもそれに付き合っていますが、泊り先のハリー叔父はクリスチャンですので普通にブタ(フィリピンではバボイと言います)を食べます。

勿論普段ハナさんが料理するのはブタ抜きですし、レストランでの持ち帰り料理でも豚料理を選びません。

(ルソン島北部のイロコス地方では犬料理も有名だと聞いてますが、ハナさんは聴くのも汚らわしいと話題にするのも嫌がります。マカピーはベトナムでも犬料理を食べさせてもらっていますけど)

ハリー叔父はマカピーたちが不在中のデリバリーでは豚料理を食べているようです(笑)

昨日イフガオの臨時クリニックに出かける前に、ガレージのハリー叔父のオートバイを取りに行くと、隣家のフレディがガレージの奥で何かやっています。


頭だけでも食べるところ(肉)はあるようです

「おお、レチョン焼いているんだ?!」

「あ、そうそう。レチョンだよ」

彼らのレチョンは豚一頭の丸焼きではなく豚の頭だけのものでしたが、彼らの懐具合によるものでしょう。

実はその前日(日曜日)にイフガオの臨時クリニックのレン家族が来て更にその親戚が新生児(生後1か月)を連れて訪問してくれたので、ハリー叔父と一緒に食事を摂ったのは同じファミリー(同じ姓名をもつ家系)でもあったからでした。

そこで突然ハナさんが「じゃあ、カラオケしましょう」と突然発案したのです。

それでハリー叔父が隣家のジョンに声をかけると、あっという間にカラオケセットを彼らのトライシクルに乗せて戻ってきました。

昔タイプのプレインストールしてある曲以外は歌えませんし、画面には決まった映像しか出て来ません。

ボックスのボタンを押して曲のリスト本から選んだ番号を選択します。

大音量で3軒ほどある隣家の人が集まりますが、レンは恥ずかしがって歌いませんでしたが、その従妹の女性はかなり上手でした。

フィリピン人はかなりのエンターテナーであるとは思いますが、やはり個人差はあるものです。

ジョンの奥さんのジェニファーも上手ですが、フレディの奥さんのマリアはタガログ語も英語でもかなりの技量を持っていました。


向こうに見える黒いボックスがカラオケセット

曲リスト本には日本語はありませんでしたが、マカピーも長渕剛の「乾杯」がタガログ語だったのを日本語で歌ったり、松田聖子の「あなたに逢いたくて」はローマ字化した歌詞があったので何とか歌いました。

もちろん、飲みながらでハナさんはサンミゲル・ライト(ビール)を注文してくれましたが、ジョンやフレディ達はジンをどんどん飲んで盛り上がっていました。

そんな訳で、思わぬカラオケ大会で出費がかさんでしまったので?レチョンも経済的なものになったのかなあって焼け具合を見ながらクルクルと回転させているフレディを見たのでした。

じゃあ行って来るね!

マカピーとハナさんは二人乗りのバイクですごい暑くなったイフガオの臨時クリニックに出かけたのですが、午後5時ころから雨になってしまいました。

帰りはタンデムポンチョでいつもの道を帰ってくるのですが、工事中の橋の手前の未舗装道路でぬかるみにタイヤが滑って危うく転倒しそうになりました。

何とか持ちこたえてゆっくり難所を抜け最後の難所である工事中の橋の脇の仮設橋を渡るのですが一台のピックアップ(ハイラックス)に追いつきました。

どうも、その車の運転の様子がおかしいのです。

フィリピンは右側通行の国ですが、田舎道とはいえ左側を走行してウインカーを出して左折するのかと思うとそのまま走行しています。

カーブでハイビームで警告した後追い抜くのですが、今度は猛然と背後からクラクションを鳴らしながら追いかけてきたのです。

なんだナンダ???

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